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書誌学のすすめ 中国の愛書文化に学ぶ

高橋智

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784497210142
ISBN 10 : 4497210146
Format
Books
Publisher
Release Date
September/2010
Japan

Content Description

中国の貴重本「善本」の価値観と見方を懇切に講義。書物の誕生から終焉、再生と流転までの生涯とともに、中国の書物文化史を概観。現代書誌学による調査の実例や、「中華再造善本」「古籍普査」など最新動向も紹介。

【著者紹介】
高橋智 : 1957年仙台市生まれ。1986年慶應義塾大学文学研究科修士課程修了。1986〜1988年上海復旦大学古籍整理研究所高級進修生。1990年慶應義塾大学文学研究科博士課程単位取得退学。現在、慶應義塾大学附属研究所斯道文庫教授。文学博士(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • hyena_no_papa

    書名に『書誌学のすすめ』とあり、「あとがき」に「特に若い人や一般の方にも向け」と書かれるように、専門畑内に向けて書かれた本でないことは確かなんだろう。しかし、恐らく多くの古代史ファンにとっては読んでもナンノコッチャ≠ニいう印象を持たれるのかも知れない。中国では古来様々な書物が書かれてきたが、それらが今日に伝わる過程においてどれほどの困難な運命を辿ったのか。校勘学の奥深さとともに榎一雄氏の論考にも触れてきて、それを知らないわけではなかったが、この書に描かれる世界は、まさに未踏の大陸≠眼前にする思いだ。

  • 黎明 曉

    まーじーで、現役院生で書誌学演習やってた時に読みたかったぁ・・orz(世にこれを勉強しない学生という) ここに書かれている版本の概念と歴史は基礎中の基礎。勉強の足りなさを痛感させられる1冊でありました。書誌学の技術ではなく概念を知る良書。これ読んでやっとスタートライン、そして果てしなく広がる学問の広野・・中国文学は本当に奥深いですね。

  • kure

    東アジアのビブリオフィリアによる気の遠くなる営み。読んでいくうちに書誌学の奥深さに引き込まれていった。東方選書の帯にある「学術エンターテインメント」の看板に偽り無し。

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