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漢字の気持ち

高橋政巳

Product Details

ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784101341903
ISBN 10 : 4101341907
Format
Books
Publisher
Release Date
March/2011
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

漢字は、人々の思いを背負っている。祈りや愛情、思考や哲学、悩みや苦しみなど、人間の心のありようが凝縮されている―古代から脈々と続く漢字の心象に魅かれた書家・刻字家高橋政巳が、語源を遡り、百余の漢字を筆書きしながら、古代の中国や日本人の心と姿を明らかにする。「恋」と「変」はどう違う?名前の漢字の由来は?漢字の奥深さと楽しさに溢れたユニークな漢字読本。

目次 : 第1章 人として大切なこと(食卓を囲んで心と心が響き合う―響/ パンドラの箱には一枚の布が残っていた?―希 ほか)/ 第2章 連想を楽しむ(「人」の向きが変わると―人従比北背色/ 足跡の位置が変わると字も変わる―止出歩 ほか)/ 第3章 多面的な世界に遊ぶ(「ひかり」と「かげ」の関係―光景陽陰/ 「みる」にも多様な「みかた」がある―看見視観診監 ほか)/ 第4章 社会のことを考える(神聖な動物による神判―法慶薦/ 「医は仁術」ならぬ「医は呪術なり」?―医楽療薬 ほか)/ 第5章 自分を見つめる(「私」とは何?―私僕自己吾我/ 「悲しみ」と「哀しみ」の違い―悲哀 ほか)/ 第6章 人生をいとおしむ(「愛」をめぐる変遷―愛/ 「やさしさ」の形とは―優 ほか)

【著者紹介】
高橋政巳 : 1947(昭和22)年、福島県生れ。刻字の草分け的存在の故・長揚石氏(国際刻字聯盟初代会長)に師事。2010(平成22)年、毎日書道展刻字部門会員賞受賞。福島県喜多方市でギャラリー「樂篆工房」を主宰し、篆書を初めとする古代漢字を通じて、その歴史的意味や美しさを探求している

伊東ひとみ : 1957(昭和32)年、静岡県生れ。奈良女子大学理学部生物学科卒。奈良新聞社で文化面記者、雑誌・単行本の編集者を経て、文筆家に。源氏物語など中古文学に通じている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • takaC

    ちょっと難しかったけれど、なかなか面白かった。今更ではあるが、漢字って奥が深いなぁ、と。

  • クナコ

    初読。古代から現代に至るまで使用されている「漢字」の語源について、書家・刻字家が語る。本書で初めて「甲骨文字」以外の古代字である「金文」「篆書」という字体について学んだ。一字一字について丁寧に分解・解読していく様が面白かった。書家による大書きの文字を並べて語られる古代中国の価値観や、漢字を取り入れた古代日本の漢字解釈の変化についての説明も味わい深く、読んで良かったと思える本だった。本書を一回読んだだけで取り上げられた漢字についてすぐ忘れてしまうのはもったいないので、折を見て再読し学びを固定化していきたい。

  • ちゅるふ

    やっぱ、象形文字って「絵」だよねぇ。

  • うたまる

    「『人』は男性を指し、女性は含まれないと書きましたが、男性でもすべての人が『人』だったわけではなかったのです」

  • ホウジ

    甲骨、金文、篆書の字形を筆者の肉筆で大きく描き、その一字一字について本義にのっとりながら、その漢字が表現している世界を丁寧に綴った一冊。単に漢字のなりたちを述べているだけなく、文字そのものに対する親しみが感じられて、読んでいる自分までますます漢字が好きになってしまいました。

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