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恋愛社会学 多様化する親密な関係に接近する

高橋幸

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784779517662
ISBN 10 : 4779517664
Format
Books
Publisher
Release Date
October/2024
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

恋愛に巻き込まれているあなたにも、恋愛に疑問があるあなたにも、恋愛そのものに関心がないあなたにも――


晩婚と生涯独身者が増加しつつも、多くの人々が生涯にわたり様々な形で関わることになる「恋愛」。
それは現代日本でどのように変化しつつあるのか。
歴史的記述や量的・質的調査、そして多様な事例から、結婚や性だけには還元できない親密な関係を読み解く、ポスト恋愛至上主義の時代に迫る必携入門書!


「恋愛社会学は始まったばかりであり、本書は「さしあたりの決定版」に過ぎません。読み進めるうちに、自分なりの意見や新たな視点が自然と湧き出てくることでしょう。恋愛に関する社会学的な議論がここから発展的に展開され、いろいろな交流や研究が生まれることを願っています。この本がインスピレーションの源泉となり、読者自身の学びや研究、そして日常生活における恋愛を再考するきっかけになることが、編者にとって最大の喜びです。」
(「本書のねらいと構成」より)



●著者紹介
高橋 幸*
石巻専修大学人間学部准教授。専門は社会学理論・ジェンダー理論。

永田夏来*
兵庫教育大学大学院学校教育研究科准教授。専門は家族社会学。

齋藤直子
大阪教育大学総合教育系特任准教授。専門は家族社会学、部落問題研究、人権教育。

岡田玖美子
大阪大学大学院人間科学研究科助教。専門は家族社会学、ジェンダー研究。

木村絵里子
大妻女子大学人間関係学部准教授。専門は文化社会学、歴史社会学。

大倉 韻
法政大学、亜細亜大学、東京医科歯科大学(東京科学大学)非常勤講師。専門はジェンダー研究、セクシュアリティ研究。

大森美佐
和洋女子大学、武蔵野大学非常勤講師。専門は家族社会学。

府中明子
(元)浙江工商大学専任講師。専門は家族社会学。

森山至貴
早稲田大学文学学術院教授。専門は社会学、クィアスタディーズ。

中村香住
神奈川大学人間科学部非常勤助手、慶應義塾大学文学部等非常勤講師。専門は文化社会学、ジェンダー・セクシュアリティ研究。

西井 開
立教大学大学院社会デザイン研究科特別研究員。専門は臨床社会学、男性・マジョリティ研究。

上岡磨奈
慶應義塾大学非常勤講師。専攻は文化社会学、カルチュラル・スタディーズ。

松浦 優
九州大学 学術協力研究員。専門は社会学、クィアスタディーズ。

三宅大二郎
大阪大学大学院人間科学研究科博士後期課程。専門は社会学、セクシュアリティ研究。

【著者紹介】
高橋幸 : 石巻専修大学人間学部准教授。専門は社会学理論・ジェンダー理論

永田夏来 : 兵庫教育大学大学院学校教育研究科准教授。専門は家族社会学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • katoyann

    性の解放を模索して作られた「ロマンティックラブ・イデオロギー」という概念がかえって異性愛主義とそこに内包されている既存の性別役割を強化しているという問題意識のもと、マジョリティの恋愛を前提とせず、多様な恋愛のありようを分析した社会学の研究書。フィクトセクシュアルとガチ恋の研究が特に面白かった。アニメのキャラに愛情を抱くことは、時に偏見に晒されやすいが、そこには男性/女性という根源的差異を追認、強化する意識が垣間見えるという。古い恋愛観が他者加害の問題を抱えるという視点の提示も新鮮だった。

  • Go Extreme

    多様化する親密な関係、恋愛の社会学 個人的悩みを社会の共通問題へ 個性承認と権限最大化、近代恋愛結婚の機能 現代若者の「恋愛至上主義」からの離脱 ヘテロセクシズム基盤の「恋愛」概念への問い ドミナント男性性とケア非対称性の影響 アイドルへの本気の恋「ガチ恋」の苦悩 「理性」と「可能性」の狭間の葛藤 新たなセクシュアリティ言語化の意義 ジェンダー平等な恋愛への模索 性別役割がもたらす権力構造と性暴力 性的同意を曖昧化する慣習への批判 恋愛規範に抵抗するクワロマンティック 従来の恋愛言説への若者の違和感

  • takao

    ふむ

  • UI

    ルービン、恋愛は個人の承認、ゲイアプリは位置情報が丸出しなのはなぜか、結婚のリスク、POPEYEが作った消費文化としての恋愛デート

  • ディス

    〇。ひとつひとつは短く読みやすい恋愛にまつわる論考集。ジェンダー問題、LGBTQなどマイノリティに関する論点から規範を崩していくものが多いので、そのようなものに興味があると良い。ただ読みやすいぶん深まりは乏しいので、本格論考を読みたい場合はちょっと物足りないかも。マジョリティが当然のものとして罷り通ってしまっていることがよく分かる。そのほか結婚の前の恋愛って必要?とか、自由恋愛になっても結局親のこと気にしてるよねーみたいな論点は刺激的だったな。対人性愛中心主義という言葉は意識して使っていきたい。

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