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海軍めしたき総決算 中公文庫

高橋孟

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784122077072
ISBN 10 : 4122077079
Format
Books
Publisher
Release Date
October/2025
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:
高橋孟 ,  

Content Description

艦底はそのまま「時代の底辺」でもあった。「戦争」というものを下から、底から、覗いたのだ。

『海軍めしたき物語』で描かれた海上勤務を経て、著者は命からがら帰国。次の赴任先は「神風特攻隊」で知られる串良航空隊だった。算盤片手の経理仕事に奔走する日々のなか、次第に戦況は悪化していき、串良にも敵機の影が――。非戦闘員の著者が見つめた、終戦と「その後」を描く、唯一無二のイラスト・エッセイ集。

【目 次】
まえがき
サイゴン海軍病舎にて
陸軍サンと海軍サン
殴れる者と殴れざる者
落ちた話
タイヘイヨウナミタカシ
調子に乗り過ぎた話
上官の顔、同年兵の顔
一膳めし
銀めしのお化け
一年過ぎればタダの人
皮膚の色
お嬢さんの足型
刺繍入りの枕カバー
オンナを乗せた軍艦
水虫の秘薬
冬の夏服
ソロバンの出来ない下士官
主計長の発作
知らぬが強兵
嵐の前の飛行兵
隊員が一名足りない!
飛び入りビンタ
蚊の血判状
終戦直後のビンタ
荷馬車をひく海軍兵
台風に遭う
魚干し場に置かれた軍馬
海軍からの呼び出し状
海賊船呼ばわりの復員船
吊し上げられた主計科
最後のめしたき作業
あとがき

解説 田辺聖子
中公文庫版解説 武田砂鉄

【著者紹介】
高橋孟 : 1920年、徳島県生まれ。漫画家、イラストレーター。41年に海軍佐世保海兵団に入団し、主計科兵として太平洋戦争を経験。終戦後は徳島民報、新大阪新聞を経て神戸新聞社に入社。同紙にて時評漫画「笑点」を連載した。1997年没(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • ポポロ

    飯炊きはもうしていない。読み方がいろいろある本だと思うがいくつか印象に残ったところを挙げる。慰安所に行くのは要務だった。ベトナム人に同じ肌の色と言われたこと、スナックで働いていた女性と彼ら兵士たちは同じ青春を生きていたと感じる。批判される点もあるかもしれないが、一面では間違いなく真理なのだろう。内地に戻って九州の基地での街の人との交流もなるほどなと思う。戦後、復員船で仕事をするが、満州にいた妹を案じていたり、沖縄出身で変える場所のなくなった同僚がいたりする。両地の悲惨さはたぶん伝わっていなかったんだよね。

  • アサギハコブネ

    ついに読めた 前巻のラストから、艦内での話はお終いで、続きは地上での出来事になるだろうと思って、面白さに期待していなかったけれども、とてつもなく面白かった 過酷な実体験とは、こんなにも面白いのかと驚かさせられた 作家の想像力の肉付けで彩る加工されたリアリティとは違う 自然の現実の重みを感じさせられた この巻の後半からが、一段と面白く一気に引き込まれて、予定を飛ばしそうになった 面白過ぎると良くない作用もあるみたいです

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