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ISBN 10 : 4757608233
Content Description
京都の儒学者堀景山は、学問形成期の本居宣長に大きな影響を与えた人物である。しかし、景山を主体とした研究は、残された資料が少ないこともあり、今日までほとんどなされてきていない。本書は、現在調査可能なあらゆる資料を詳細に検討することによって、景山の学問観や人物像を明らかにしようとする初めての試みである。
目次 : 1 曠懐堂と堀景山年譜(「曠懐堂記」/ 「曠懐堂堀氏譜系」と「堀氏譜図」/ 堀景山年譜考証/ 堀景山小伝)/ 2 学問論と思想(下学の道から上達の理へ/ 荻生徂徠宛て書簡訳注/ 『不尽言』考/ 本居宣長手沢本『春秋経伝集解』考/ 堀景山伝与本『日本書紀』考)/ 3 貴紳・儒者との交遊(堀家と妙法院宮/ 近衛本『大唐六典』の板行と京儒のかかわり―元文四年十二月蔵板成就説/ 魁星像をめぐる漢詩/ 宝暦三年 本藩に赴く/ 景山への詩文)/ 4 詩文稿(詩稿/ 文稿)/ 5 紀行文(『ぬさのにしき』注解稿/ 『ぬさのにしき』考)
【著者紹介】
高橋俊和 : 1950年生まれ。金沢大学大学院文学研究科修士課程修了。専攻、日本近世文学。現在、盛岡大学文学部教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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