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思いがけず、朝子ちゃん

高村有

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784494020874
ISBN 10 : 4494020877
Format
Books
Publisher
Release Date
April/2025
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

人間関係のストレスで会社を辞めた深山朝子は、祖母の花屋「ミヤマ花壇」を手伝うことに。そんな朝子と、5人の小・中学生との思
いがけない出会いが織りなす、5つの物語。高村有、デビュー作。
・高橋美月ーー私服で登校するカジュアルデーに、迷ったあげく制服で登校してた美月。ダサいと思われたくないし、TPOも大事だし‥‥いったい何を着ればいいの!? 
・川田みちるーーみちるの最近の悩みは自分の一人称。自分のことを「みちる」と呼ぶのは子どもっぽいと言われたけれど、「わたし」もしっくりこないのだ。
・遠藤莉子ーー「かわいそう」と言われるたびに思う。父親がいなくても、わたしはかわいそうな存在じゃない。そんな莉子は、週に1回やってくる謎の男性、オーノくんのことが気にかかり‥‥
・小林フミカーー親が再婚し、友だちも彼氏ができた。みんなそれぞれにパートナーがいるけど、わたしはひとりぼっち。まわりの人間関係が変わりゆくなか、フミカは孤独と向き合う。
・森脇晴臣ーー廃業した旅館が廃墟にならないように、定期的にメンテナンスをしてきた晴臣。辛いとき、ここでの時間が自分の心のメンテナンスにもなっていたが、旅館の改装が決まり‥‥

【著者紹介】
高村有 : 長野県生まれ。第3回フレーベル館ものがたり新人賞優秀賞、第10回ポプラズッコケ文学新人賞編集部賞をそれぞれ受賞。「サークル・拓」及び「季節風」同人

せきやよい : 宮崎県生まれ。ストーリーを感じられる人物描写や日常に寄り添うあたたかみのあるイラストを制作。挿絵、装画、アニメーションなど幅広く活動している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • まる子

    著者、高村有さんのデビュー作。職場のストレスが原因で退職した深山朝子25歳。祖母の花屋を手伝う中で、小学生や中学生に出会った。カジュアル登校の日、制服はダメなの?と思う美月。自分を「わたし」と言うことに違和感を感じるみちる。シングルマザー家庭の莉子、私の父親は…。私はひとりぼっち?親の再婚、友達には彼氏なふみか。廃業した旅館がこれ以上廃れないように手をかける晴臣。それぞれが何かを考える中で、自分の答えを見つけ成長していく。それは大人の朝子ももちろん。

  • 雪丸 風人

    わけあって祖母の花屋を手伝うことになった朝子。心の傷を背負いつつ精一杯働く彼女と出会う、迷える子どもたちの物語です。自信のない子の変化というのが大きなテーマと受け止めました。道徳的な綺麗ごとに終始せず、少女が人と比べて抱く昏い感情なども描き込まれていて、まさに迫真。物語に引っ張り込みますね。”推し”があることで強くなれる。堂々としていいんだというメッセージは特に刺さりましたよ。苦手な子に勇気を出して送る表情には、たとえそこにやせ我慢があっても、拍手を送りたくなりました。(対象年齢は12歳以上かな?)

  • mntmt

    連作短編集。それぞれに悩みがあるけど、希望のある話だった。

  • くま美

    朝子ちゃんがもっと登場するのかと。タイトルの意味が分からなかった。

  • ねこ

    職場のストレスが原因で退職した朝子ちゃん。 祖母の花屋を手伝う中で、出会った小学生や中学生それぞれの物語が、オムニバスで語られる。それぞれが感じて考えて、自分の答えを見つけ成長していく。表紙の装丁が表すよう、レモンティーのような爽やかさ。

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