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ガラスのうさぎ

高木敏子

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784323070124
ISBN 10 : 4323070128
Format
Books
Publisher
Release Date
February/2000
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

1997年に刊行して以来、たくさんの人々に読まれてきた本書。文字を大きくして読みやすく、ふりがなやひらがなを増やした。小学校中級向。

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • のっち♬

    東京大空襲で家族と帰る家失った少女の遍歴を描いたノンフィクション。特攻隊・空襲・急降下機銃掃射による家族・友人との離別や縁故疎開の惨めさなど戦時下の悲劇の縮図を映す一方で、手を差し伸べる周囲の真心も余すことなく描き、人間の非情と優しさに触れた著者の局面毎の心境が手に取るようなリアリティで伝わってくる。主観的な小説の手法ならではの迫力。自殺未遂から家出まで向こう見ずな行動は未知と波瀾に満ちていて展開に弛緩がなく、淡々とした語りや気概は読者を感傷に溺れさせない。溶け爛れたガラスのうさぎは今日も増え続けている。

  • ままこ

    淡々と書かれているが胸に残る少女時代の戦争体験談。空襲で母妹達が行方不明、そして父親も亡くした敏子。途方に暮れていたが色んな人達に助けてもらいながら懸命に生きていく。親戚より他人の方が親身にだったという印象が残る。永く読み続けられている作品。これからも読み続けられて欲しい。

  • ちぐ

    著者12歳のときの戦争体験の話である。東京大空襲で母親と妹2人を失い、さらには疎開先の神奈川県二宮町で米軍による機銃掃射により、目の前で父親が殺されてしまう。あまりにも残酷で絶望的な境遇の中、一人ぼっちになってしまっても生きる勇気を奮い立たせ、めげることなく辛抱し困難の中どのように考えどのように過ごしたかが分かりやすく書いてある。戦争の虚しさはもちろん、命の大切さ、不幸や困難に立ち向かう意志。こんにちの子供たちには特に読んでほしいし知ってほしい。

  • ♪みどりpiyopiyo♪

    子供の頃に読みました。中学生くらいだったかな? 自分と同じ年頃の子のお話は、とてもおそろしくて、とてもこわくて、読み終えるのに時間がかかりました。 こわかったけど こわいって誰にも言えなくて、じっと1人で考えてました。こわいことがあると言葉が出なくなるのは子供の頃からだったんだなー。

  • かいゆう

    高木さんご自身の実体験なのですね。自分の息子とちょうど同じくらいの歳。空襲で行方不明になった母と妹を、おそらく亡くなったと実感できないのもかわいそうだけど、自分の目で父の死を見たのもかわいそうでなりません。哀しむ暇もないくらい、火葬や引越しや学校の書類の手続きに追われ、家も無く、これからどうしようとどれだけ不安だったことか…。戦争を知らない世代が増えていく中、この本はぜひ多くの方に、親子で読んで欲しいです。

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