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源氏物語入門 岩波ジュニア新書

高木和子

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784005009749
ISBN 10 : 4005009743
Format
Books
Publisher
Release Date
September/2023
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

日本の古典の代表か、世界の文学か、色好みの男の恋愛遍歴か―。平安時代から現在まで、人々を夢中にさせつづける『源氏物語』って、いったい何が面白いのでしょう。物語の展開をたどり、原文の言葉にも触れながら、その秘密を探ります。はじめて読む人から『源氏』ファンまで、千年生きる物語の魅力に今、出会ってみませんか。

目次 : 1 紫式部ってどんな人?/ 2 源氏物語って不道徳な話なの?/ 3 似た人を好きになってもいいの?/ 4 活躍する男たち/ 5 嫉妬に狂う女は嫌われる?/ 6 危険な恋とその〓末/ 7 笑いものになる女、ならない女/ 8 政治闘争の行方/ 9 いい家のお嬢さんはもてるのか?/ 10 悲劇は因果応報か?/ 11 死ぬ時って、結局ひとりなの?/ 12 光源氏没後の次世代の人々/ 13 女は一生独身がお気楽なの?/ 14 密通する女の気持ち/ 15 その後の歴史の中で

【著者紹介】
高木和子 : 1964年生まれ。東京大学大学院博士課程修了、博士(文学)。関西学院大学文学部教授を経て、東京大学大学院人文社会系研究科教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • ひよピパパ

    『源氏物語』を知るのに恰好の入門書。「ジュニア」新書といって侮ることなかれ。物語の骨組みを教えてくれるのみならず、最新の研究成果をふまえた解説は含蓄に富む。随所に置かれるコラムも原文を味読できるよう工夫されていてよかった。自身にとって勉強になったのは「絆(ほだし)」について。当時は往生を遂げる妨げの意味だったという。『源氏物語』が現代までどのように読み継がれてきたかを教えてくれる最終章も印象的。それぞれの文学者の現代語訳についての解説あり。現代語訳の背景には玉上琢彌、秋山虔ら国文学者の助力があったとは。

  • 葵@晴読雨読

    図書館本。途中で時間があいてしまったけれど、とても読みやすい。源氏物語入門書。15のトピックでふりわけられていて、興味深く読めた。

  • 明るい表通りで🎶

    「同時に二人の人を好きになることはありませんか。なかなか表立って『あります!』とは言いにくいですね。でもそもそも、なぜ一人しか好きになってはいけないんでしょうか?」 時代や情況を超え、いつまでも変わらない人間心理に驚かされ、深く共感させられるからこそ、千年の時を超えて、読み継がれてきたと、深く実感する入門書。「人がいかに自制しても、常に倫理的に常識的に生きられるわけではないという、不都合な真実を伝えている」物語。

  • coolflat

    4頁。源氏物語は、夫の宣孝が他界した後に執筆され始めたという説が一般的だが定かではない。紫式部は宣孝が没して数年後の1005、6年頃、藤原道長の娘の彰子に仕え始めた。道長は娘の彰子周辺の文化的な水準を高めて魅力的にみせることで、一条天皇の関心をひき、多くの皇妃たちを凌駕して彰子が寵愛されることを目論んだ。ことに一条天皇がかつて寵愛した藤原定子周辺の教養の高さを意識し、とりわけ定子に仕える清少納言が書いた枕草子への対抗意識もあったと思われる。源氏物語や紫式部日記の制作はこうした背景のもとに推し進められた。

  • Francis

    古典「源氏物語」の入門書。主人公光源氏の女性との関係がどのようなものだったか、よく理解できた。「源氏物語」は20数年前いわゆる与謝野源氏で読んでいるのだが、改めて再読したくなった。

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