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ISBN 10 : 4826504284
Content Description
人間の精神内容や人格には「正常」と「障害」があって、その間に明確な境界線が引かれているというわけではない。では「正常」とは何であり、「障害」とは何なのか。「普通」という言葉に内包される意味が、さまざまな視点から問われなければならない。あたかも「障害」が事件を惹起したかのように切断操作が行われた「浅草事件」。その裁判を検証し、自閉症スペクトラムの実相に迫る弁護士・精神科医・臨床心理士の迫真のレポート。
目次 : 自閉症スペクトラム入門/ 自閉症のバリアフリーと合理的な配慮/ “気がかりな”特別支援教育の本質/ 発達障害概念の拡大の危険性について/ 普通?普通じゃない?―スペクトラムを考える/ 自閉症スペクトラムの社会的処遇―発達障害者支援法の成立をめぐって/ 小児療育現場の自閉症スペクトラム/ 座談会 浅草レッサーパンダ事件―自閉症と裁判をめぐって/ 浅草・レッサーパンダ帽事件の結末
【著者紹介】
高岡健 : 1953年生まれ。岐阜大学医学部卒業。岐阜赤十字病院精神科部長などを経て、岐阜大学医学部精神病理学助教授。日本児童青年精神医学会理事
岡村達也 : 1954年生まれ。東京大学大学院教育学研究科博士課程中退。文教大学人間科学部臨床心理学科教授。日本遊戯療法学会理事(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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