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魔の王が見る バロック的想像力

高山宏

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784756694331
ISBN 10 : 4756694330
Format
Books
Publisher
Release Date
June/1994
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • つまみ食い

    執筆時点の20世紀末との類似性を指摘しつつ、17世紀のバロック的な文化や芸術のあり方を社会変化(植民地開発の進展や望遠鏡の発展による「世界」の拡大など)とともに論じる。ピーター・グリーナウェイなど現代の映画作家もそのバロック性が指摘され、詳細に分析されている。

  • あかふく

    「見る」ことが登録していくこと(species のspec は spectacle と共有されている)であるとすると、本書は高山宏が「登録」してきた書物、しかもエキセントリックな書物たちの図鑑である。ほとんどの章が書物の紹介になっていて、その紹介をしながら統合をも身振りする本書は中で定義される「バロック」をもまた身振りしているのだ。「登録」はまた「記憶」とも関わる以上フランセス・イエイツの諸研究に言及するのも自然だ。そしてイエイツファンのグリーナウェイも同様の観点から論じられる。

  • 四四三屋

    バロックと聞いても知識の乏しいので、すぐに建築や音楽が思い浮かぶけれどもそれ以上、追求しようとはしてこなかった。しかし著宏は、それこそしつこいくらいにこだわってみせる。そのこだわりが、読者に明らかに<近代>へとつながる重要な転機がバロックに内包されていたということ首肯される。そしてそのバロック的な存在がいかに博物学的であるか、さらにいわば<近代>へと移り変わってゆくなかで洗練されてきた際に捨てられたものを内包するとんでもない空間・世界を夢想・幻想していたことがわかってくる。

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