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「超」英米マニエリスム論争(仮)ポー、日本、そしてアメリカ文学 フィギュール彩

高山宏

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784779171024
ISBN 10 : 4779171024
Format
Books
Publisher
Release Date
March/2018
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:
巽孝之 ,  

Content Description

イギリス・ルネッサンスとのトランスアトランティックな局面を高山宏が、アメリカン・ルネッサンスとトランスパシフィックな局面を巽孝之が、「マニエリスム」「ピクチャレスク」「アメリカニズム」などを軸に語り尽くす、代表的人文学者ふたりの対談集大成!

目次 : 序章 なぜ、いま、マニエリスムなのか?(マニエリスムでアメリカを考える/ はじまりは、世紀転換期に出来た「週刊朝日百科」)/ 第1章 アメリカン・ルネッサンスとマニエリスム(出発点としてのマシーセン「アメリカン・ルネッサンス」/ ルネッサンスとマニエリスムの関係とは… ほか)/ 第2章 ピクチャレスク・アメリカ(イギリス、アメリカの同時性/ ジェファソン、ピール、バーナム ほか)/ 第3章 アメリカ・文学・日本(センス・オブ・ワンダーの文学/ 自己言及と戦争の問題 ほか)/ 終章 マニエリストはどう生きるか/ 特別収録 『不思議の国のアリス』と/のアメリカニズム(蘇るアリス/ キャロルとマニエリスム ほか)

【著者紹介】
高山宏 : 1947年、岩手県生まれ。東京大学大学院人文科学研究科修士課程修了。大妻女子大学学務担当副学長。専門は、視覚文化論、18世紀英文学

巽孝之 : 1955年、東京生まれ。コーネル大学大学院修了(Ph.D、1987)。慶應義塾大学文学部教授。専門は、アメリカ文学、現代批評理論(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • 三柴ゆよし

    マニエリスムを鍵詞にアメリカ文学、ひいてはアメリカそのものを読み解いていくセッションでありながら、高山宏&巽孝之という知の両雄によるインプロビゼーションは果てなき蛇行運動を繰り返し、最後の最後までどこに連れて行かれるかまるでわからない。この対談自体がほとんどマニエリスムの世界であり、この学識の深さには恐れ入るばかり。学魔・高山宏の博覧強記から派生する意地悪なミスティフィケーションも最高だが、そんな高山から十も百も引き出してしまう巽孝之の当意即妙ぶりも最高で、対談本来のおもしろさを存分に味わうことができた。

  • Akito Yoshiue

    刺激的な対談。お二方とも知識量が半端ない。

  • western

    たいていのものはマニエリスムであること、高山宏はポーであり神であり遍在していることはとりあえず理解した。近年の英米文学研究の名著をひたすら列挙してくれるのでありがたくメモっておく。ヘブライの釈義学を読み解くようにポーとボルヘスの推理小説を読む The Mystery to a Solution (John T. Irwin) なる本を若島正が翻訳中であるというアツい情報を得た。

  • amanon

    その半分以上が未知の夥しいまでの人名と書名。更に本書を一通り読んでも、結局マニエリスムのなんたるか、は未だあやふや。それでも読んでいて何とも言えない知的興奮を覚える。単純に「世の中には、これだけ面白そうな本、全然知らなかった本があるんだ!!」という驚きの連続。それを味わえるだけでも本書を読む価値があると思う。とにかく古希を超えても挑発的な発言を繰り返す高山宏氏が痛快。こういう人がうちの英文科にもいたらな…と思うことしきり。また、高山氏と由良君美氏との愛憎入り混じる微妙な関係が垣間見られたのも、興味深い。

  • 黒い森会長

    久しぶりにワクワクしながら読んだ。高山宏が、すべてをマニエリスムと言ってしまうところを、巽孝之が丁寧に内容をフォローしてしてゆく。高山宏だけなら、何が言いたいのかわからなくなり、巽孝之だけなら真面目過ぎて、面白みに欠けるところが、「対談」により上手くまとまっている。ただ、残念なのは、索引が付いていないこと。大学生ぐらいだったら、自分で作って、順に読んでいったのに…。荒巻義雄の名前も久しぶりに聞いたし…。面白かった。

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