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日本茶の世界 講談社学術文庫

高宇政光

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784065286135
ISBN 10 : 4065286131
Format
Books
Publisher
Release Date
July/2022
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

一二世紀末に臨済宗開祖・栄西が中国から持ち帰って以降、日本人に欠かせない飲み物となった日本茶。その味と製法はどのように変わり、私たちに受け継がれたのか?茶畑の日光状態とうまみの関係、番茶・煎茶が誕生した理由、幕末の海外輸出秘話から、多彩な茶葉の特徴と製法、淹れ方や茶器選びまで。長く深く愛された、日本の「心」を味わい尽くす!

目次 : プロローグ 日本茶セミナー/ 第1章 村上の春/ 第2章 煎茶以前のこと/ 第3章 煎茶の発明/ 第4章 世界に旅立つ日本茶/ 第5章 世界をめぐる日本茶/ 第6章 日本茶故郷へ帰る―台湾から見た日本茶の高度成長/ 第7章 日本茶の現在/ エピローグ 釜炒り茶の復権

【著者紹介】
高宇政光 : 1949年、東京都生まれ。茶商。思月園代表取締役。日本茶インストラクター第一期生、日本紅茶協会のティーインストラクター資格保有。1994年より日本茶セミナーを開始。1999年、フロリダでの全米茶業者大会を皮切りに、ドイツ、ベルギー、台湾など、海外での日本茶セミナーも精力的に行う。2021年7月逝去。同年、創業90年の思月園も閉店(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • ムカルナス

    煎茶は江戸時代は一部の数寄者が楽しむものだったが、明治以降、国策で輸出品目になり、欧米の嗜好に合う緑色の煎茶だけを大量生産するようになる。が、結局人件費の安い中国茶に勝てず戦後には輸出市場から撤退。1960年代後半になり国内市場に特化した商品になるが飲料の多様化により20数年で早くもピークアウト。著者は煎茶至上主義の過程で失われつつある地方色豊かな番茶や釜炒り茶の復権を願う。実際、淹れ方の難しい煎茶は美味しいと思ったことが数えるほどしかない。今後お茶市場は変わっていくのではないだろうか。

  • 鴨の入れ首

    日本茶の歴史と、2000年代の茶産地の現状(当時)を憂えた解説書です。資本主義が高度に進んだ今、日本茶を取り巻く状況は本書が出たとき以後もっと厳しくなっていると思われます。日本茶の奥深さに感嘆すると共に、お茶の多様性を保持するためにわたしたち消費者に出来ることはないのかと考えさせられた本でした。大変興味深かったです。

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