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帝国と観光 「満洲」ツーリズムの近代

高媛

Product Details

ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784000240703
ISBN 10 : 4000240706
Format
Books
Publisher
Release Date
March/2025
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:
高媛 ,  

Content Description

観光という近代的営為を通じて、満洲における「帝国の物語」はどのように紡がれ、満洲国崩壊後の「失われた帝国への郷愁」はどのように醸成されたのか。観光が生み出した欲望と記憶の背後に潜む政治的意図を解明し、個人と国家、そしてその間に立つ満鉄や在満県人会などさまざまな主体の思惑が絡み合う複雑な構造を明らかにする。

【著者紹介】
高媛 : 1972年、中国北京市生まれ。1994年、吉林大学日本語学部卒業。1995年に来日。2003年、東京大学大学院人文社会系研究科博士課程単位取得満期退学。2005年、博士号取得(社会情報学、東京大学)。現在、駒澤大学グローバル・メディア・スタディーズ学部教授。2011年4〜9月、ハーバード大学ライシャワー日本研究所客員研究員。2020年4月〜2021年3月、東京大学大学院情報学環・学際情報学府客員教授。専門は、歴史社会学・観光社会学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • 果てなき冒険たまこ

    満州といえば思い出すのがラストエンペラーでの皇帝即位のシーンくらいであとは歴史で勉強した知識くらいしかなかったんだけど、日露戦後あたりから修学旅行や個人(団体)旅行が盛んに催行されたとは知らなかった。当然満鉄や軍部絡みで現地人を差別しながら日本人の愛国精神に働きかけるというなにが五族協和だよ的な流れ(わかってる人もいたみたいだけど)がとても当時の日本人していてうんざりする。当然無理だったけど満州国が存続しなくてよかったと思うよ。

  • siomin

    満州地域への旅行がどのように行われていたのかをまとめた一冊。大部な本で,完全に研究書でした。ただ,面白い記述は多く,満州地域に関心をもってもらうために満鉄は学生の団体旅行には運賃を8割引で提供していたというからインパクトがあるし,実際に学生旅行は行われたようだ。さらに,現地の学友会が後輩が訪れてきたら歓待したそうで,とくに慶應と早稲田が熱心だったとか。確かに現在でも地域三田会は海外のあちこちにあるし活動は熱心と聞くので,それが満州であったととしても全くおかしくはない。

  • Go Extreme

    帝国日本の空間政治という研究視角 植民地出会いの空間コンタクト・ゾーン ホストに代わる代理ホスト 観光・視察不可分な新天地満洲の魅力 戦勝気分高めた観戦鉄道の登場 戦跡弔問目的の初期満韓旅行 旅行者・在満邦人間の感情呼応回路 帝国民意識育む教育的実験たる修学旅行 戦勝国民意識と満洲支配正当化 満洲イメージ大衆化と漱石紀行文 満鉄による積極的旅行誘致推進 国家PR機関たる満洲国観光委員会 戦跡案内と歴史観注入の台本 ノスタルジー喚起の戦後旧満洲観光 代理ホストからゲストへの転換 郷愁と国恥の歴史認識衝突問題

  • takao

    ふむ

  • horada

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