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眼述記 全身マヒになった夫が文字盤で最初に示したのは「さわるな」の4文字だった。

高倉美恵

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784907902377
ISBN 10 : 4907902379
Format
Books
Publisher
Release Date
February/2025
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

ダメでガサツな妻だけど、絶望だけはしたくない――。ある日、脳梗塞で倒れ全身マヒとなった夫。オロオロしつつもケアの基本を一から学び、自宅で介護すると決意した元書店員。喋れないのに文字盤で “毒舌”を繰り出す夫とバトルしながらの子育て、読書にマラソン、さらに2回のガン宣告も乗り越えて駆け抜けた10年の日々。介護生活の困り事からわかりづらい医療制度、大切なお金の話まで、怒濤でトホホな日々を、実用的な内容もまじえながら、捨て身のギャグ満載で綴ったマンガ&介護録。

【著者紹介】
〓倉美恵 : 1965年北九州市生まれ、京都育ち。京都府立東稜高校卒業。1983年から、京都、福岡、山口、東京などの3書店(9店舗)で勤務。1994年、西日本新聞での連載を皮切りにライター業も細々と継続。2014年11月、夫が脳出血を発症し全身マヒに。以降、在宅での24時間介護を続けている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • かめぴ

    あの時、救急車を帰していなければ…翌る日にはもう。脳梗塞は時間との戦い。全身麻痺で声も出せない夫との意思疎通は文字盤。元書店員が赤裸々にって、赤裸々過ぎて物凄く勉強になった。(凄く失礼だけど)しかも最初の夫意思「さわるな」とか少し笑えるし。自らも後ガンになって、どん底なのに少し笑えるのって、凄いなー読んで良かったと心から思った。

  • りんりん

    当たり前の日常のように書かれているけれど、自分が筆者の立場だったら、あるいは夫の立場だったら、と考えると絶望してしまいそうだ。書くことで客観視できているところもあるのか。

  • カエル子

    全身マヒで胃ろうの監修者。著者との意思疎通は手作りの文字盤。追って著者自身も癌になり入退院を繰り返す。そんな渦中で大人になっていく2人の子ども達。添えられているマンガが笑えるんだコレが。文章に書かれていることのリピートではなく、+αの情報が描かれているのでマンガの細部も読み飛ばせない。父に用事を言いつけられないよう、娘が父の瞼を押さえつけてるのが一番笑った。娘の我慢しない感じ(多少はしてるのだろうが…)が清々しい。ラスト「監修者の告白」もなぜか笑える。愛のある家族の日常をふつうに楽しませてもらいました。

  • 読書熊

    人生はどんなに悲劇になっても、喜劇にできる。勇気をもらった。困難に立ち向かっていきたい

  • ともぞー

    終始、とても明るい調子で介護の様子が語られていく。自虐あり、笑いありで、読んでいて興味深いし、マンガも楽しい。しかし、その実態を想像すると、どれほどの苦労があったのだろうかと、それを乗り越えてきた作者と子供たちには本当に頭が下がる思いである。

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