駒澤真由美

Individuals/organizations Page

Books

精神障害を生きる 就労を通して見た当事者の「生の実践」

駒澤真由美

☆
☆
☆
☆
☆
Write review 

Product Details

Genre
：
Society&Politics
ISBN/Catalogue Number
：
ISBN 13 : 9784865001464
ISBN 10 : 4865001468
Format
：
Books
Publisher
：
生活書院
Release Date
：
September/2022
Release Country
：
Japan

Content Description

精神障害当事者は、自ら体験してきた様々な「就労」の場をどのように意味づけているのか。「精神障害者」のラベルを貼られて生きるということをどのように捉えているのか。就労現場のフィールドワークと、「当事者との対話」によるライフストーリー・インタビューを重ねるなかで、法制度・支援システムと本人の行為の意味の複相性に着目し、彼らの「生の実践」を詳らかにした大作。

目次 : 序章　「リカバリー」と就労支援/ 第１部　「一般就労」とはどのようなものなのか（精神障害を開示して一般就労するとはどういうことか/ 精神障害当事者はなぜ就労移行支援サービスを受けているのか　ほか）/ 第２部　「福祉的就労」とはどのようなものなのか（精神障害当事者は「就労継続支援Ａ型」をどのように意味づけているのか/ 精神障害当事者にとっての「就労継続支援Ｂ型」とリカバリーとの関係）/ 第３部　「社会的就労」とはどのようなものなのか（精神障害者が働き続ける「社会的事業所」とはどのような場なのか/ 社会的事業所にたどりついた精神障害当事者の「生の論理」）/ 終章　精神障害を生きる当事者の「生の実践」/ 補論（精神障害者の就労支援をめぐる法制度の変遷と実践の歴史/ 障害者総合支援法下における就労制度の概要と課題）

【著者紹介】
駒澤真由美 : 経営コンサルティング会社勤務時に夫と死別。その後、新規事業の立ち上げを任され、希死念慮を伴ううつ病を発症。退職して臨床心理、精神保健福祉を一から学ぶ。精神科病院や就労支援施設での実習を通じて、精神保健医療福祉と雇用に関わる制度・サービスに疑念を抱き、研究の道に進む。日本学術振興会特別研究員（ＤＣ２）を経て、２０２１年９月に立命館大学大学院先端総合学術研究科修了。博士（学術）。現在、立命館大学大学院先端総合学術研究科プロジェクトマネージャー（研究指導助手）、立命館大学生存学研究所客員研究員。本書が初の単書となる（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）

（「BOOK」データベースより）

Customer Reviews

Comprehensive Evaluation

☆
☆
☆
☆
☆

0.0

★
★
★
★
★
 
0
★
★
★
★
☆
 
0
★
★
★
☆
☆
 
0
★
★
☆
☆
☆
 
0
★
☆
☆
☆
☆
 
0
Write you own review

Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

powered by

  • tu-ta

    読了日：2023/01/19

    手がしびれた。A5　540頁。 前に手に入れていたのだが、12月に生存研主催の研究会というかシンポジウムがあるというので、読了をめざしたが、読み終えることが出来ず、1月19日に読了。 読んだ順番、はっきり覚えていないが　はじめに、序章、立岩さん解説、終章、補論、1章、2章、3章、このあたりで研究会があり、4章、5章、6章と7章。『リカバリー』を基準にして、それぞれの精神障害者の『就労』をインタビューから読み解いていく試み。一般的な名詞としての回復やリカバリーと固有の意味があるそれ、その異同が気になった

  • 亀山正喜

    読了日：2025/11/29

    綿密な取材により作られた良書。平成18年から精神障害のある方の就労支援をしてきた私の実感とも大きな齟齬はない。歴史のことについては就労支援に携わるものなら改めて勉強しておくべき。ピアスタッフについても調査されており、興味深いものとなっていた。著者は社会的事業所が突破口となるかもという意見だと解したが、どうだろうか。就労移行という制度にぶら下がった自法人運営になっている現状。どのように未来を構想するかについても問いが立った。

  • かおらべ

    読了日：2025/08/01

    著者・駒澤真由美氏の博士論文をまとめた本。圧巻のボリューム。テーマは「精神障害者の就労とリカバリー」と認識した。精神障害者の就労につきまとう葛藤、多くの当事者の「ライフストーリー」を追うことでその手がかりをつかもうとしている。制度面の課題にも触れており、とても学び多き本だった。

  • h1_tz

    読了日：2024/03/31

    支援するためになにが必要なのか、ということはいつも恣意的に決められてきたしこれからもそうであるだろうけれど、いまの在り方が唯一のものではないし、例えば終盤で突然出てくるワークシェアリングなどは国にインセンティブがあるはずなのに行われていないことのひとつで、そういうことは適宜やっていけばいいと思う

  • LEGO

    当事者のきょうだいとして今後どのようにサポートしていけば良いか情報が欲しいと思っていた時にこの本に出会いました。 当事者の方々が自身の人生を振り返りながら語った言葉や想いを筆者が丁寧に汲み取り時間をかけて重ねられた対話の中にそれぞれの希望や不安、葛藤や決意が詳細に記されており、たくさんの気づきがありました。 就労で社会復帰を願いつつも病気の症状に日々苦しむきょうだいとの対話をより良いものにしていきたいと思いました。 現状の社会福祉の制度や課題の記載もあり、繰り返し読みながら参考にさせていただきます。

レビューをもっと見る

(外部サイト)に移動します

Recommend Items

Sell This Item