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ロシアから見える世界 なぜプーチンを止められないのか 朝日新書

駒木明義

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784022952776
ISBN 10 : 4022952776
Format
Books
Publisher
Release Date
September/2024
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

知られざるプーチンの世界観とロシア国内の認識とは―。プーチン大統領の出現は世界の様相を一変させた。ウクライナ侵攻、子どもの拉致と洗脳、核攻撃による脅し…世界の常識を覆し、蛮行を働くロシアの背景には何があるのか。ロシア国民、ロシア社会はなぜそれを許しているのか。その驚きの内情を解き明かす。

目次 : 第1章 プーチンが作った世界(やめられない戦争/ 大統領選はかくして茶番に ほか)/ 第2章 プーチンが見ている世界(プーチンはDV男?/ 開戦の第3の理由 ほか)/ 第3章 ロシアから見える世界(核兵器への抵抗薄れる世論/ ベラルーシへの核移転 ほか)/ 第4章 世界から見えるロシア(日ロ平和条約を巡る根本的な見解の相違/ 浮き彫りになった日ロの幻想 ほか)/ 終章 戦争の行方(遠くなった二つの国/ 若者の声 ほか)

【著者紹介】
駒木明義 : 朝日新聞論説委員=ロシア、国際関係。1966年東京都生まれ。90年に朝日新聞社入社。和歌山支局、長野支局、政治部、国際報道部などで勤務。94〜95年モスクワに、2001〜02年ボローニャに研修派遣。05〜08年モスクワ支局員、13〜17年モスクワ支局長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • 塩崎ツトム

    いまのロシア社会や世論が、いかにプーチンによってゆがめられているか、そしてプーチンがいかにして変質していったかについて、長く朝日新聞モスクワ支局に勤めた著者が解説。現在にいたるロシア人の心理・歴史的過程については触れないが、まあ現状について知るにはちょうどいいだろう。(つづく)

  • ザビ

    「この戦争の問題の本質は、プーチンがウクライナをドメスティック・マター(国内問題)と考えていること」タイトルはロシアから見える世界だけど、内容はプーチンの視点・思考・価値観が大半を占める。もっと現場感を反映したロシア市民の声や視点を期待したんだけどな。先に読んだアメリカ本は、市民(若者)視点による価値観の分断が紹介されていた。対してこのロシア本は、プーチン視点・国家視点の紹介ばかりで市民への取材はほぼ無し。”ああ、やっぱりロシアみたいな全体主義国家は自由がないんだ”と暗に感じても不思議はない。本質は→

  • とも

    ロシアもといプーチンから見た世界と考え方を書いた本。 プーチンはDV男で、ウクライナに対しては「殴りたくて殴っているわけじゃない、君を正しい道に戻すためなんだ」と考えてると言う。いやあ、戦争が終わらないはずだ。 ただ、いちいちウクライナ侵攻と戦前の日本、現代の日本と重ね合わせるのにはうんざり。さすがの朝日新聞。

  • バルジ

    長年ロシアを取材している専門記者である著者の「思い」がひしひしと溢れ出る一冊。当然ウクライナへの侵略を主導したプーチンを厳しく批判するが、それらと同じ勢いで安倍首相の対露外交にも手厳しい。また本書は近年のロシアにおけるナショナリズムと歴史の利用にも紙幅を割く。まるで「神国日本」を思わせる狂信的とも言えるロシアの「使命」と国への「献身」を求める教育には愕然とせざるを得ない。ウクライナ侵略はひとえにプーチンの愚かな決断であるが、それを追従し支持する多くのロシア人がいることを忘れてはならない。

  • guanben

    「ウクライナはロシアの一部」といったプーチン氏の世界観や民主主義や言論の自由が制限されていくロシアの動静を紹介している。うまくまとめられているが、すでに語り尽くされている内容で目新しさはない。ウクライナ侵攻3年を経過するにあたり復習といった感。筆者はアサヒ新聞の論説委員。〈クリミア併合後にプーチンに擦り寄っていた安倍晋三にも今日の事態を招いた責任の一端がある。〉〈今日のロシアのような国に明日の日本がなるかもしれないという危機感がある。〉等等、時折り出てくるアサヒ構文に苦笑。

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