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拙者、妹がおりまして 10 双葉文庫

馳月基矢

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784575671674
ISBN 10 : 4575671673
Format
Books
Publisher
Release Date
July/2023
Japan

Content Description

火牛党の襲撃に遭って勇実が斬られ、意識が戻らぬ状態が続いた。それにより琢馬は仇討ちへの執念を悲壮なまでに燃え上がらせ、菊香は身もやつれんばかりの看病の日々となる。千紘と龍治も深く己を見つめ直すことに。激動が過ぎた時、抑えきれぬ想いを言葉以上に伝えたのは、互いに強く握り交わした手と手であった。―拙者、兄思いの妹がおりまして。別々の道を歩むことになり申す。ただ、いつまでも笑い交わす、仲良き兄妹でありたい所存にござります。堂々のシリーズ完結巻!

【著者紹介】
馳月基矢 : 1985年長崎県五島列島生まれ。京都大学文学部卒、同大学院修士課程修了。2020年、小学館時代小説文庫から『姉上は麗しの名医』でデビュー。デビュー作が第九回日本歴史時代作家協会文庫書き下ろし新人賞を受賞し、時代小説界の期待の新星として注目を集める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • ツン

    4人とも幸せになってよかった。ただ、勇美さん、結局は相手の親の言葉があってからなの?と思ったけど、よく考えてみると、江戸時代だし、家格が下だし、その方がよりリアルなのかな。

  • やま

    この物語も完結する運びとなりました。江戸は本所相生町(現在の東京都墨田区両国二丁目)で、手習所の師匠を営む家禄三十俵二人扶持(薄給)の御家人、白瀧勇実(いさみ)と隣の矢島道場の跡継で師範代、矢島龍治は、別々の道を歩くことを決める。勇実は、美しく優しい亀岡菊香と、龍治は、愛嬌があってお転婆な勇実の妹・千紘(ちひろ)と・・・。シリーズ10冊目。2023.07発行。字の大きさは…中。2024.01.31〜02.01読了。★★★☆☆ 月に叢雲、花に風、優曇華の華、折り枝の花、桃之夭夭、灼灼其華、の連作短編4話。

  • なみ

    菊香との気まずい関係が続いたまま、勇実は大怪我を負ってしまう。 菊香が勇実の看病をしている間にも、色々なことが起きて──。 勇実の選択に、覚悟に、決意に、胸が熱くなりました。 そしてラストが尊すぎる! 2人とも格好良かったです。 どうか末永くお幸せに! “大団円”という言葉がピッタリなシリーズ最終巻でした。

  • 蕭白

    悪くないシリーズでした。

  • 遠宮にけ❤️nilce

    タイトルの言葉を理由にして、人生の時を止めていた勇実の時間が動き出す。琢馬、龍治、菊花らも皆それぞれ背負い込んでいたものを消化して、一斉に前へと進み始める。将太や子供達の成長も著しく、頼もしい。いつまでもこのままずっと……読者の気持ちを代弁するように変化を拒んでいた千紘も、亡き師匠の姿を胸に自分の道を歩む決意をする。ああ、最終巻!勇実の物語はこれでおしまい。次なる主役、将太の物語も楽しみです。

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