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戦国期細川権力の研究

馬部隆弘

Product Details

ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784642029506
ISBN 10 : 4642029508
Format
Books
Publisher
Release Date
October/2018
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

細川政元の暗殺を機に始まる細川京兆家の分裂・抗争は、結果としてその配下たちの成長をもたらす。柳本賢治、木沢長政、そして三好長慶たちが、なぜ次から次に台頭したのか。発給文書を徹底的に編年化し、京兆家内衆の成長過程を解き明かす。畿内の荘園領主や地域社会との関係も視野に入れ、細川氏から三好氏への権力の質的変容を論じた注目の書。

目次 : 第1部 細川権力の基本構造と高国期の変容(奉行人奉書にみる細川京兆家の政治姿勢―勝元期から政元期にかけてを中心に/ 細川高国の家督継承と奉行人/ 細川高国の近習とその構成―「十念寺念仏講衆」の紹介と分析 ほか)/ 第2部 澄元・晴元派の興隆(細川澄元陣営の再編と上洛戦/ 桂川合戦前夜の細川晴元方による京都包囲網/ 「堺公方」期の京都支配と松井宗信 ほか)/ 第3部 高国派残党の蜂起(細川晴国・氏綱の出自と関係―「長府細川系図」の史料批判を兼ねて/ 細川晴国陣営の再編と崩壊―発給文書の年次比定を踏まえて/ 細川国慶の出自と同族関係 ほか)

【著者紹介】
馬部隆弘 : 1976年兵庫県に生まれる。1999年熊本大学文学部卒業。2007年大阪大学大学院文学研究科博士後期課程修了。博士(文学)。現在、大阪大谷大学准教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • 相馬

    765頁もの大著。年末年始かかりっきりでようやく読了。政元以降の京兆家の守護代・郡代・内衆、権力構造を論じている。特に高国、晴国、国慶系についての詳細な論評が貴重かつ興味深い。京都周辺・京都内の土豪(今村氏とか)の内衆化、義晴・晴元vs義維・氏綱という単純化ではなく義晴・晴元・義維・晴元・氏綱という4極構造であること、三好ー信長の連続性が言われているが、細川京兆家ー三好の連続性も重要であること、など、なかなか興味深く面白かった。

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