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「女子」の時代! 青弓社ライブラリー

馬場伸彦

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784787233387
ISBN 10 : 4787233386
Format
Books
Publisher
Release Date
April/2012
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

女子力、女子会、大人女子、カメラ女子、山ガール、森ガール…。ウェブやマスコミをにぎわせて2000年代に爆発的に広まって定着した「女子」は、少女や女の子、女性などの言葉とは違った意味合いで使われている。生物学的な性差やジェンダーなどの視点からだけでは捉えられないそのような「女子」の実態を、ファッション誌の大人女子、女子写真、オタク女子、働く女性を描く女子マンガなどを具体例にして多角的に観察・紹介する。そして、男性からの性的な視線や社会的な規範から軽やかに抜け出した女性たちが「女子」という言葉を積極的に引き受けて楽しみ、他者とのネットワークを作り上げている状況を、「かわいい」や「萌え」などの視点から分析して新たな女子文化論を提示する。

目次 : はじめに いまなぜ女子の時代なのか?/ 第1章 「女子」の意味作用/ 第2章 卒業のない女子校―ファッション誌における「女子」/ 第3章 「かわいい」と女子写真―感覚による世界の新しい捉え方/ 第4章 「少女マンガ」と「女子マンガ」―女性向けマンガに描かれる「働く女性」のイメージ/ 第5章 オタクならざる「オタク女子」の登場―オタクイメージの変遷/ 第6章 女子と鉄道趣味/ 第7章 K‐POPにはまる「女子」たち―ファン集団から見えるアジア

【著者紹介】
馬場伸彦 : 甲南女子大学教員。専攻はメディア文化論、日本近代文学、写真論

池田太臣 : 甲南女子大学教員。専攻は社会学理論、若者文化論、サブカルチャー論(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • ぼにい

    なんでもかんでも「女子」ってどうよ?と思っていたので。で、なんでもかんでも「女子」でいいのだそうだ。「女子」とは、(「少女」のように)対象として眼差される客体ではなくて、当事者である「女性」自身が自称として語ったいわばグループ名なのであり、当事者の嗜好性や行為がその命名の由来となっているのだから、年齢やジャンルなどに制約をうけない。この本では、ファッション・写真・マンガ・オタク・鉄道趣味・K−POPといった場面から「女子」の生態を考察している。80年代から続く「かわいい」研究のバトンを受けた研究でもある。

  • takao

    ふむ

  • YUMINSU

    現代女子の研究書。目次を見たら興味深い切り口が並んでいたので飛びついたものの意外と浅いような…。あと学術書なので仕方ないけど文章が硬くて興味のあるテーマなはずなのに取っ付きにくかった。読んだ目的が検討違いだったのかも。

  • ぷくこ

    現代女子とサブカルチャーについて、複数の研究者によって書かれた本。なぜ「女性」「女の子」ではなく「女子」なのか?という第1章に続いて、以降の章ではファッション誌、写真、女子マンガ、オタク女子、鉄道、K-POPが取り上げられている。以前、『私に萌える女たち』を読んだことがあったので、米澤泉さんのその後の女性誌の話が興味深かった。その他、「女子マンガでこの先、40代女子や50代女子がヒロインになる日は来るのか?」「オタクイメージの変遷」「K-POPのファンは歌舞伎の“贔屓”に似た面がある」等、細かく楽しめた。

  • koillmatic

    オタク女子にはじまり、「(少女マンガに対する)女子マンガ」の読者層(≒働き女子)、KPOP女子、鉄子、など多様なトライブ(こう呼んで差し支えなければ)が分析され、また、女子写真に見る「かわいい」の系譜学や女性ファッション誌の言説分析などヨコグシ的な論考もあった。 やはり興味をひいたのは、従来の少女マンガとは異なる「大人の女子」マンガなるものと、その読者層について書かれた節である。 『リアルクローズ』や『働きマン』といった作品に代表されるように(読んだことはないが)、大人の女子マンガには、企

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