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戦争と広告

馬場マコト

Product Details

ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784560080917
ISBN 10 : 4560080917
Format
Books
Publisher
Release Date
September/2010
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

広告依頼主は内閣情報局、仕事は戦意高揚をはかるポスター制作など。山名文夫、新井静一郎ら「報道技術研究会」の精鋭たちが取り組んだ、最前線の成果から考える、戦争の悲しい宿命。

【著者紹介】
馬場マコト : 1947年石川県金沢市生まれ。1970年早稲田大学教育学部社会学科卒業。日本リクルートセンター、マッキャン・エリクソン博報堂、東急エージェンシークリエイティブ局長を経て、1999年より広告企画会社「馬場コラボレーション」主宰。1992年度JAAA(日本広告業協会)第4回クリエイター・オブ・ザ・イヤー特別賞の他新聞協会賞、ACC賞、電通テレビ部門賞、ロンドン国際広告賞など、国内外広告賞多数受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • Hiroki Nishizumi

    導入の三つの文章はそれほど良いとは思わなかった。記述は短いがハウスホーファーに興味を感じた。

  • midnightbluesky

    広告業界は無知だが、“狂ったクライアント”を相手に知恵をふりしぼるクリエイターに、戦争加担の責任追求をしようとするほうがおかしいようにも思える。主題からはそれるが、陛下に終戦放送をお願いするくだりに感動。

  • kuroari

    広告技術者は、いつも笑顔で時代に組み敷かれるのか。衝撃的な一冊だった。当代一流の才能が、表現の場を求めて国民を戦争に駆り立てるキャンペーンに熱中していく。「分からないことをわれわれの武器にしようや」と言った、彼らの高揚は才能も技量も全く及ばない僕にも痛いほど分かる。嫌になるほど分かる。吐きそうだ。それはやっぱり本文にあるように、「広告という職業人のもって生まれた業」なのか。狂ったクライアントはいつの時代もいる。その剣になるしかないのか。そして「剣」だったからという、言い訳は許されるのか。

  • 勝浩1958

    報道技術研究会は情報局や大政翼賛会からの依頼を受けて、プロパガンダの作品を製作し続けたのだが、その影響を受けて戦場へと消えていった若者がいたことは確かであろう。彼ら報研の人たちは戦争の加担者と云われても仕方がない。しかしながら、その時代を生き抜いていくにはそうするしか仕方がなかったと敢えて言うことにしたい。彼らは戦争の加害者であり、同時に被害者なのだ。

  • mimm

    デザイナー山名文夫氏の3つの作品を軸に、戦争中優れた広告宣伝を作り出したチームの誕生、解散、そして戦後と綴られています。人々の気持ちを煽るプロパガンダに関し、一方的に否定的な気持ちを持ち続けてきたけど、視点がかなり変わりました。(クライアントは別ね)思想以前に、純粋なクリエーターだった人々。もし自分に才能と地位を与えられ、その仕事を与えられていたら、多分率先して作るねこりゃ。戦争がなければ、純粋に素敵な広告をたくさん生み出していただろう人々。そう考えるとなんてもったいない時代だったの!と思ってしまいます。

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