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絵里奈の消滅

香納諒一

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784569841151
ISBN 10 : 4569841155
Format
Books
Publisher
PHP
Release Date
September/2018
Japan

Content Description

失踪した女「絵里奈」を取り巻く闇に、元刑事の探偵・鬼束が迫る!鬼束がかつて逮捕した男・牛沼が水死体で発見された。彼は亡くなる前日に、鬼束に依頼の電話をかけていたらしい。その内容とは、行方不明になっている娘・絵里奈を探してほしいというもの。鬼束は依頼人不在のまま、牛沼の遺品の写真をもとに、絵里奈の行方を追うことになるが…。彼が最後に目にした衝撃の結末とは?

【著者紹介】
香納諒一 : 1963年、神奈川県生まれ。早稲田大学第一文学部卒。出版社勤務のかたわら、91年、「ハミングで二番まで」で第13回小説推理新人賞を受賞。92年に『時よ夜の海に瞑れ』(祥伝社)で長編デビュー。99年には『幻の女』(角川書店)で第52回日本推理作家協会賞(長編部門)を受賞している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • いつでも母さん

    前作は既読だが忘れている。が、構わない。面白く一気に読んだ。帯の著者渾身の・・はどうだろう?家族の写真が出てきたあたりから、もしやとは思った。最低の兄弟に最低の母親だった。「絵里奈よ、戻って来い!」絵里奈じゃなければ、真理絵もまた哀しいだろう。「真実とは人の最後の拠り所か?」この問いは鬼束には厳しい・・知らないふりをした方が幸せな事も有るのは事実ではあるが、そして、こんな真実は知りたくなかった鬼束だが、致し方ないよね。そして報酬も無いかぁ。

  • タックン

    正統派探偵小説。 題名の絵里奈の消滅って何だろうって気になって読んで、真相を知って悲しくなった。結局は母親の複雑な男性遍歴の犠牲者ってことかあ・・・。合わせ鏡が物悲しい。真実を知ることだけがいいことではないって語るお義祖父さんが正しいのか?真実を明らかにしたい鬼さんが正しいのか? 最後のページがうら寂しいね。

  • タイ子

    前作の記憶が薄れたまま読み始めたが、前作とはあまり関連性もなくて本作に没頭することができて良かった。元刑事、現在探偵の鬼束が一人の男の死亡を聞き、そこから彼の無報酬の調査が始まる。元刑事であるがゆえに調査のために依頼できる伝手があるのは大きなメリット。警察関係者からは疎まれるのは仕方ないかな。調査をしていく過程がどんどん展開していき、無駄な動きのないのが面白い。最終あたりで「君はいったい、誰なんだ…」鬼束が訊く一言にゾクッとさえする。非情な親子関係が絡んだ過去からの亡魂、絡み取られた悲しい心。一気読み!

  • aquamarine

    前作は読んでいなくても問題ありません。川に水死体となって浮かんだ牛沼が、自分に行方不明の娘捜しを依頼しようとしていたと聞いた元刑事で探偵の鬼束は、依頼人もないままに動きます。帯の煽りに惹かれ、ぐいぐい最後まで読み進めましたが、関係者がろくでもない、あるいは壊れている人が多く、うんざりする部分もありました。最初からずっと持っていた違和感は少しずつ形になり、最後にストンと収まった感じです。鬼束の行動や人柄にはやはり惹かれます。しっかりミステリではありますが、やはりハードボイルドを楽しむ本だと思います。

  • ほあゆに〜♪

    NetGalleyにて読了。この作者、初読みです。依頼者が亡くなったにも関わらず、ある女性を探すことにした元刑事の探偵さんのお話。情景が浮かぶような文章でそのまま脚本にしてもよさそうな感じでした。スリリングで謎が解けずに更に深まる様など読むのに夢中になりました。シリーズ物であると後で知ったので前作を読んでないのですが、まったく問題ありませんでした。前作も機会があれば読んでみたいと思います。

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