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絵里奈の消滅 (仮)Php文芸文庫

香納諒一

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784569901725
ISBN 10 : 4569901727
Format
Books
Publisher
PHP
Release Date
November/2021
Japan

Content Description

無聊を託つ探偵・鬼束は、刑事だった頃に逮捕した男が、水死したことを知る。男は亡くなる前、鬼束の携帯に電話をかけ、行方不明になっている娘の捜索を頼もうとしていた。鬼束は、男の遺品にあった娘の写真を手に入れ、彼女の行方を追い始めるが…。見えてきたのは、娘を取り巻く家族の歪んだ愛情。そして手がかりを掴むたびに増す違和感の果てに、鬼束が目にした衝撃の真実とは?傑作長編ミステリー。

【著者紹介】
香納諒一 : 1963年、神奈川県生まれ。早稲田大学第一文学部卒。出版社勤務のかたわら、91年、「ハミングで二番まで」で第13回小説推理新人賞を受賞。92年、『時よ夜の海に瞑れ』(祥伝社)で長編デビュー。99年、『幻の女』(角川書店)で第52回日本推理作家協会賞(長編部門)を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • GAKU

    元刑事の私立探偵鬼束が主人公の第二作。依頼人は亡くなってしまっているのに、真実を知りたいがために調査を続けていく鬼束。辿りついた真実と結末は何とも哀しいものでした。そしてラストの1行にやられた。これこそハードボイルド!

  • 元刑事の探偵のもとに一軒の着信履歴。電話をかけてきた人物は以前に自分が逮捕した男だった。しかもその男が水死体で発見された。彼が何を伝えようとしたのか調べ始める。前作あるのは知らなかった。

  • ひねもすのたり

    【Kindle Unlimited】バイオレンスやピカレスクがハードボイルドと標榜されることの多い国産ミステリーにおいて、著者は正統派のスタイルを守っている作家の一人だと思います。 損得より自らの哲学を優先する元警官の探偵。そんな主人公を取り巻くアンダーグラウンドの住人と一癖ある警官たち。 そのやりとりがなんとも魅力的です。読者を適度に煙に巻く構成も悪くありません。 ただオチはもうちょっとシンプルでドライな方が良かったような気もします。とは言うもののラスト1行に痺れました。★4.5

  • オールド・ボリシェビク

    元刑事の探偵が、かつて逮捕したことのある男の死を受け、彼の娘を探し出すために戦うハードボイルド。とは言え、かなり展開にとっ散らかり感があるなあ。この作家、ベテランだし、作品の数も多いのに、今ひとつブレイクしないのは、このとっ散らかり感と決め手に欠けることだと思う。

  • ダリル

    「絵里奈の消滅」の改題と知らず再読。結構忘れている。元刑事、鬼束の活躍。絵里奈の母、麗香の自由人過ぎる生き方がすごい。

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