Books

防衛省に告ぐ 元自衛隊現場トップが明かす防衛行政の失態 中公新書ラクレ

香田洋二

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784121507853
ISBN 10 : 4121507851
Format
Books
Publisher
Release Date
January/2023
Japan

Content Description

目を覚ませ、防衛省!これじゃ、この国は守れない。言うべきことを政界に言わず、現場の実情を知らず…。防衛省には危機感があるのか?国民をごまかそうとしていないか?元・海上自衛隊自衛艦隊司令官(海将)が危機感と使命感で立ち上がった。GDP比2%を問う。

目次 : 第1章 意思疎通に問題がある防衛省と自衛隊/ 第2章 イージスアショア問題が浮き彫りにした防衛省の独善/ 第3章 GDP比1%という呪縛/ 第4章 日本のガラパゴス型「文官統制」の罪/ 第5章 国会と自衛隊/ 第6章 間違った「国産」信仰の罪と罰/ 第7章 憲法改正は自衛隊の悲願/ 第8章 教訓生かされぬ日米同盟/ 終章 自衛官の名誉と自覚

【著者紹介】
香田洋二 : 1949年徳島県生まれ。元・海上自衛隊自衛艦隊司令官(海将)。72年防衛大学校卒業、海上自衛隊入隊。92年米海軍大学指揮課程修了。統合幕僚会議事務局長、佐世保地方総監、自衛艦隊司令官などを歴任し、2008年退官。09〜11年ハーバード大学アジアセンター上席研究員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

Customer Reviews

Comprehensive Evaluation

☆
☆
☆
☆
☆

0.0

★
★
★
★
★
 
0
★
★
★
★
☆
 
0
★
★
★
☆
☆
 
0
★
★
☆
☆
☆
 
0
★
☆
☆
☆
☆
 
0

Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

powered by

  • yamatoshiuruhashi

    自衛隊、防衛省に在る問題。多少内実を知っている人からすれば、何を今更、と言う内容もあろうし、いやいやここまで酷いとは、と言う内容もある。そもそも"civilian control"の意味を履違え現実に「文官統制」となってしまっていることも問題であろうが、かと言って防衛省背広組官僚が国防意識に薄いかと言えばそうである筈がない。問題は永い間「国防」と言う重大な責務から目をそらし続けた政治家と国民の意識の歪みが現場に押し寄せているのだろう。国産兵器に拘る愚も直言。我々の平和な毎日を維持するために必要な提言。

  • こも 旧柏バカ一代

    当時総理大臣だった森喜朗さんが辞任したキッカケになったえひめ丸事件の時に監督していた方が著者。靖国参拝については天皇が何で参拝しなくなったのかの事への言及が無いけど、、心情的には見舞って欲しいのはよく分かる。特に家族が祀られて人が居る身としては、、文民統制ではなく文官統制とは言い得て妙で、現場隊員への衛生面への不理解。ここ最近の官僚組織の体たらくを見ていると危機感を募らせる。国防費を倍に増やした事に対してもロクな使われ方をしないだろうと言うのも頷ける。アショアはハワイとグアムを護るための物だったんじゃ?

  • Mc6ρ助

    『この年の8月13日には小泉純一郎首相が靖国神社を参拝し、韓国政府はこれに猛反発していた。靖国神社は戦没者を祀る神社であり、日本と韓国は戦争をしていない。それどころか靖国神社には、朝鮮半島出身の旧日本軍兵士も祀られている。日本の首相が英霊に尊崇の念をささげることに対し、なぜ韓国政府が反発するのか、私には理解ができなかった。(p25)』いじめっ子はいじめを覚えていない・・。このままでは防衛費をドブに捨てると問題意識の高い著者でさえこの認識、警察官だけでなく自衛官も沖縄で「原住民」とか言いそうで気が気でない。

  • くものすけ

    自衛隊を殆んどが戦争はしない(出来ない)組織と信じて入隊する若者が大半なのではないかという気がします。海上勤務ではスマホの電波が届かないので海上自衛隊の希望者が少ないというのもどうなのだろう。著者が制服組のトップ(戦前の連合艦隊長官)だったこともあり、防衛省の背広組に対する反骨精神を随所に感じます…確かにこんな組織で日本を本気で守れるのか本書を読む限り心配になってしまいます。戦後80年間、戦争が無かった平和な国日本にとっては束の間のハッピーアワーだったのかも知れません…このまま戦争が起きない国を堅守したい

  • だっしゅ

    背広組に親でも殺されたのかと思いながら読んでいたけれど、それだけ不満・不信感を蓄積されてたのだろう。実際、紹介されていたエピソードでは理不尽な点も多く、気の毒に思った。その上で、例えば国産化に関する記述は、部隊運用と調達効率化の観点のみで語られめいてバランスを失していると感じたし(経済への影響、調達の安定化といった点も考慮されるべき)、全体を通じて、国会運営の機微やその他政治との関係についての理解もアバウトなように感じた。批判の甘さから、逆説的に背広組・制服組の役割が見えてくるようにさえ思えた。

レビューをもっと見る

(外部サイト)に移動します

Recommend Items