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言葉の力人間の力

館野泉

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784333025541
ISBN 10 : 4333025540
Format
Books
Publisher
Release Date
July/2012
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

人間として多くを学びました。次の世代にはぜひ、このような生き方を伝えたいのです。

目次 : 第1章 中村桂子・舘野泉―命の始まり、音のゆくえ(めぐる季節、命と時間の流れ/ 音楽の表現者、生命科学の演奏者)/ 第2章 松居直・中村桂子―生命誌・命の不思議の物語と絵本(おとなの時間と子どもの時間/ 日本文化の傑作、絵巻物の魅力)/ 第3章 中村桂子・加古里子―自然科学の力と人間の未来(「生命誌」と科学絵本をつないだ「人間」/ 歩み出したそれぞれの道、そして未来へ)/ 第4章 松居直・舘野泉―世界を旅する心、絵本と音楽を抱いて(自然と芸術と人間(アジアの人々・北欧の人々)/ 子どもの頃をふり返り、未来へとつなぐ心)/ 第5章 松居直・加古里子―響き合う言葉と絵、未来への可能性(絵本を創り続けたパイオニア/ 岐路に立つ私たちの未来へ向けて)

【著者紹介】
舘野泉 : 1936年東京都生まれ。東京藝術大学音楽学部ピアノ科を首席で卒業後、ピアニストとして活動開始。国内だけでなく、北欧をはじめ世界各地で開催されたコンサートは3500回を超える。リリースされたCDは130枚。2002年リサイタル中に脳溢血で倒れ活動を休止するが、2年間の闘病生活を経て「左手のピアニスト」として本格的な演奏を再開。2006年フィンランドシベリウス協会より「シベリウス・メダル」を授与される。同年、「舘野泉左手の文庫募金」を創立。2008年旭日小綬章受章、文化庁長官表彰を受ける。2012年から2013年に全16回の左手の音楽祭を企画、スタートした

中村桂子著 : 1936年東京都生まれ。東京大学理学部化学科卒業後、同大学院生物化学博士課程修了。三菱化成生命科学研究所人間・自然研究部長、早稲田大学人間科学部教授、大阪大学連携大学院教授などを歴任。1993年から2002年3月までJT生命誌研究館副館長、同年4月よりJT生命誌研究館館長となる。著書に『自己創出する生命』(哲学書房・ちくま学芸文庫)で毎日出版文化賞受賞

加古里子 (かこさとし) : 1926年福井県生まれ。東京大学工学部応用化学科卒業後、民間企業の研究所に勤務しながらセツルメント活動に従事。子ども会で紙芝居、幻灯などの作品を作る。1959年『だむのおじさんたち』(「こどものとも」34号)を創り、絵本作家としての道に進む。1973年に勤務先を退社。作家活動に専念してから、横浜国立大学などいくつかの大学で講師を勤める。『伝承遊び考』(全4巻小峰書店)で菊池寛賞受賞

松居直作 : 1926年京都市生まれ。同志社大学法学部卒業。福音館書店創業に参画し、1956年月刊物語絵本「こどものとも」を創刊。創刊から11号に対し、産経児童出版文化賞受賞。多くの絵本作家を発掘し、世界に日本の絵本を広める先駆けとなる。編集部長、社長、会長を歴任し、現在、相談役。NPOブックスタート会長、大阪国際児童文学館特別顧問。1956年『ももたろう』でサンケイ児童出版文化賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • 壱萬弐仟縁

    鼎談というと3人だが、4人登場するが、2人での対談集。子どもは不思議の天才というのなら(80頁)、詰込み教育や管理教育は子どもの創造性、独創性の足かせともなり、不自由な学びでは身に付かないのである。もう少し、大学に入る前の学習が子供の個性生かしたものにならない限り、多様性のある人材を輩出できないのではないか。いのちを専攻される中村先生や出版文化(絵本、紙芝居)、ピアニストの先生との対談(12−13頁)。原発の後始末もまた、非常に危惧されるというのは共有できる。鼠で電源問題だが、小さいトラブルが大事故の素。

  • joyjoy

    中村桂子著「子どもの目をおとなの目に重ねて」を先に読み、この本へつながる。数日前ちょうど朝日小学生新聞に館野泉さんが載っていたので、タイムリーな読書!と嬉しかった。対談形式で読みやすく、印象深い言葉もたくさん。例えば、人間の特徴は「言葉」と「手」という話。手ぬきがはやる時代だが、「手仕事をやっていると、五感が鋭くなり、感性が育ってくる」という松井直氏の言葉に共感。手を使うこと、手をかけること、手をかけても思い通りにならないことについて、自分でも考えてみたい。加古さんの絵本など、読みたい本もまた増えた。

  • けんとまん1007

    以前から凄い!と思う人は何人もいるが、なんとそのうちの4人のリレートークとは、なんと素晴らしいと思った。とてもリラックスした雰囲気が、とてもよく伝わってくるので、読むこちらもリラックスして読めた。ではあるが、その内容はとても深いものがある。時期的なこともあり、どうしても震災のこと、そこから派生することに及ぶこともあるが、基本的なスタンスが素晴らしい。装丁にあるととおり、人間として・・という視点、そして、自分で動くということ。ここが、根本的に違うなあ〜と思った。そう、次の世代に何を残すかが問われている。

  • okatake

    4人の各分野で活躍している識者が、言葉・人間・芸術・自然を語る。東日本大震災の直前から始まったリレートーク。東日本大震災後の日本、日本人のことにも言及しながら進む。トークの場が、加古邸など自宅で行われており、リラックスした雰囲気の元、語られている様子が良かった。

  • sutekibito

    科学・音楽・出版・絵画と異なった分野の方たちの対談。リレートークというのも面白かったし、多くの示唆を受けた。読みごたえあり。

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