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三省堂国語辞典のひみつ 辞書を編む現場から 新潮文庫

飯間浩明

User Review :5.0
(1)

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784101206769
ISBN 10 : 4101206767
Format
Books
Publisher
Release Date
January/2017
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

書籍雑誌はもちろん看板やメニューにも鵜の目鷹の目。時には対象物を解体したり味わってみたり。辞書編纂―それが著者のライフワークだ。日常語から若者語・難解語までを視野に入れ、独自の視点で編まれる『三省堂国語辞典』。その編集委員が舞台裏を案内し、ことばにまつわる様々な説をともに検証してゆく。用例採集の鬼・見坊豪紀の魂を継ぐ研究者による日本語愛あふれる辞典エッセイ。

目次 : 第1章 『三省堂国語辞典』はこんな辞書/ 第2章 誤りと決めつけてはいけない/ 第3章 新しいことば・古いことば/ 第4章 気がつきにくいことばと意味/ 第5章 語釈を書くのはむずかしい/ 第6章 『三国』の使い方の極意

【著者紹介】
飯間浩明 : 国語辞典編纂者。1967(昭和42)年、香川県生れ。早稲田大学第一文学部卒。同大学院博士課程単位取得。『三省堂国語辞典』編集委員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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なにげなく本棚に置いてある国語辞典だけれ...

投稿日:2019/01/13 (日)

なにげなく本棚に置いてある国語辞典だけれど、 辞典に載せる言葉は、吟味に吟味を重ねて 選ばれていることを知りました。 もともとは飯間さんの情報発信をきっかけに、 「三省堂」の国語辞典が気になるようになりました。 飯間さんのおかげで言葉の感度が上がったように思います。 言葉には魂が宿って、言霊となります。自分が使う言葉を大切にしたいと思います。

ソウイチ さん | 東京都 | 不明

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • penguin-blue

    三浦しおんさんの「舟を編む」は楽しんで読んだものの、あくまで小説の中のお話だと思っていた。恋模様のことではなく、限られた文字数の中で、遊びがなさそうに見える辞書の収録語に対して、作中人物達が取り組む姿勢の真摯さは嘘でないにせよそれなりにデフォルメされたものなのだろう、と。しかしながら、実際の辞書の現場から生まれたこの本の中に展開する世界はまさにリアル「舟を編む」。何より辞書の言葉というものは固まったものなのではなく、時代の流れに合わせてふくらんだり形を変えたりするものなのだ、というのが非常に印象深かった。

  • フユコ

    ちょっと教科書っぽくて途中でやめてしまったけど、的を得る、汚名挽回も間違った言葉ではないとあって、へ〜ってなった。 昔から使われていたり、言葉の意味にこういう意味が含まれていればOK、というものっぽいのかな? 昔からあるから、だとしても、数人の作家がその言葉を間違った使い方をしている可能性はどうやって見極めるんだろう。でも言葉って使っている人が多ければOKの雰囲気もあるもんな…。

  • tomi

    「三国」というと「辞書になった男」でも描かれた、ケンボー先生こと見坊豪紀氏が初代主幹を務めた辞書。現在、編纂に携わっている著者が辞書編纂の舞台裏を書いた一冊です。日常会話やスーパーなど街なかで使われている言葉も丹念に拾い、時にはライターを分解して仕組みを調べたり、あまり生で食べないグアバを入手して味わってみたり(味は薄いらしい)…といった苦労話が興味深く楽しい。現代語を重視して、シンプルで中学生でも分かりやすい説明が特色だという「三国」。愛用しているのはライバル?の新明解だが、こちらも使ってみようか。

  • 緋莢

    日常語から若者語・難解後までを視野に入れ、独自の視点で編まれる『三省堂国語辞典』。「的を得る」、「汚名挽回」は誤用ではない、従来の意味に加えて加筆された「やばい」という言葉、用例をスーパーで採集した言葉「ポーション」などなど 見坊豪紀の魂を継ぎ、書籍、雑誌、看板やメニューから用例採集をする著者がことばにまつわる様々な説を検証、辞書を楽しく活用して欲しいと願って書いたエッセイ。

  • メルル

    これはあとがきにあるように完全に辞書の副読本だった。とても興味深く楽しく読めた。しかし三国を引きながら読んだ方がもっと楽しかったと思うし、三国を持っている人は読んで損はないと思う。新しい用法用例が増えることも多々あって戸惑うことも多くなった。そんな時に自分も年を取ったと感じる。自分の若い頃は簡単に新しい言葉を受け入れて行けたけれど、今は難しい。ライターの意味には納得できない自分がいる。辞書一冊調べただけでわかった気になるのはまだ早い。

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