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ぼくとお山と羊のセーター

飯野和好

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784033502502
ISBN 10 : 4033502505
Format
Books
Publisher
Release Date
September/2022
Japan

Content Description

秩父の山間のたった3軒だけの集落で育った作者の少年時代を描いた絵本。畑を耕し、牛や鶏を飼い、自家製のお茶まで作る自給自足の生活の中で、育てた羊の毛で作ってもらうセーターを心待ちに過ごした1年を四季のめぐりとともに描きます。自然の息吹までが感じられる山の風景と、その山につつまれて、たくましく暮らす家族の姿には、たんなるノスタルジーをこえた、溌剌として生きることの喜びがあふれています。5歳から。

【著者紹介】
飯野和好 : 1947年、埼玉県秩父郡長瀞町の山間にあった荒川沿いの3軒の集落に生まれ、少年時代を過ごす。セツ・モードセミナーでイラストレーションを学ぶ。「小さなスズナ姫シリーズ」により第11回赤い鳥さし絵賞、『ねぎぼうずのあさたろう その1』により第49回小学館児童出版文化賞、『みずくみに』により第20回日本絵本賞を受賞。股旅姿の読み語り公演で全国を歩いている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • yomineko@鬼畜ヴィタリにゃん🎄🎅🎄

    なんと飯野先生の実話です✨✨✨凄く自然にのっとった生活をされている素敵なおうち、ご家族です😊羊の毛を刈って先生のセーターを編んでもらっている🧣うさぎやにわとりも飼っていた。先生の幼少期の画像、弟さんと一緒に移っているのがとても可愛いです😊

  • ヒラP@ehon.gohon

    家で育てたヒツジの毛で、自分のセーターを作るなんて、なんと贅沢な思い出でしょう。 飯野和好さんの思い出をそのまま絵本にした、とてものどかな絵本です。 ドラマチックな展開ではありませんが、とても牧歌的な風景が印象的です。

  • kayo

    【2/10はニットの日で選書中】飯野さんの実話。飯野さんは1947年生まれ。義父母と同じくらいの時代を過ごしてる作家さんだったんだ。少年時代は戦後の困難が少し和らいだ頃だろうか。秩父の山村で羊を飼い、蚕を育てる。家族一緒に働き寝起きし自給自足で生活する。次に刈る羊の毛は自分のセーターになる、それを楽しみに家族を手伝う。刈られた毛は専門の人が染め、編まれたセーターは手編みじゃなくて機械編みなのが実話らしくて良い。実家の母も編機持ってた。便利だけど複雑な現在を他所に置いて、こんな暮らしがしたくなる。

  • りらこ

    懐かしい羊の匂いと、もこもこした毛に掌を埋めた時の温かさを思い出す。 でもそれは自分のための羊ではなかったので、ぼくのセーターになる楽しみと嬉しさはひとしおだろう。 主人公の生き生きとした生活は、今なんでもコンビニやスーパーやどの地方でも同じお店の並ぶショッピングモール(それはそれで貴重な存在だが)にて手に入る生活から見るとかけ離れている。 だから憧れる。生活に緑や季節や香りが立ち上っている。

  • みさどん

    育てている羊から毛を刈って、業者さんに頼んで、染めて毛糸にしてもらう。そこから編んでもらったセーター。昔はこういう風に一つ一つ手作りだったのだろうな。仕事の流れに、そしてそれをやりとりする人の気持ちにもジンジンする。こんな世代を生きてきた人たちは自然や他の生き物を敬う気持ちが育つに決まっている。好きな本棚

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