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ISBN 10 : 4787235141
Content Description
階級という論点はいかにジェンダー化していたのか。大正から昭和初期のプロレタリア文学をジェンダーの観点から読み解き、「階級闘争におけるインターセクショナリティ」を浮かび上がらせる。
目次 : 第1部 プロレタリア文学場におけるジェンダーとセクシュアリティ(愛情の問題論―徳永直「『赤い恋』以上」/ 階層構造としてのハウスキーパー―階級闘争のなかの身分制/ プロレタリア文学における「金」と「救援」のジェンダー・ポリティクス―「現代日本文学全集」第六十二篇『プロレタリア文学集』にみるナラティブ構成)/ 第2部 女性表象のインターセクショナリティ(女性表象の「輪郭」をたどること―山川菊栄「石炭がら」を起点として/ メディアとしての身体―葉山嘉樹「セメント樽の中の手紙」の女性表象/ 吉屋信子の大衆小説におけるプロレタリア運動のジェンダーとセクシュアリティ―「読売新聞」連載小説『女の階級』/ 朝鮮戦争期のジェンダーと帝国主義の記述―佐多稲子の場合)/ 第3部 闘争主体とジェンダー(プロレタリアとしての娼妓表象―賀川豊彦「偶像の支配するところ」/松村喬子「地獄の反逆者」の行為性/ 残滓としての身体/他者―平林たい子「施療室にて」と「文芸戦線」/ 闘争の記録を織りなす―佐多稲子「モスリン争議五部作」における女工たちの表象/ 階級、性、民族のインターセクショナリティによる新しい関係性の回路―中本たか子「東モス第二工場」論)
【著者紹介】
飯田祐子 : 1966年、愛知県生まれ。名古屋大学大学院人文学研究科教授。専攻は日本近現代文学、ジェンダー批評
中谷いずみ : 1972年、北海道生まれ。二松学舎大学文学部准教授。専攻は日本近現代文学・文化
笹尾佳代 : 1979年、徳島県生まれ。神戸女学院大学文学部准教授。専攻は日本近現代文学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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田中峰和
読了日:2023/01/20
冬峰
読了日:2024/06/19
Э0!P!
読了日:2023/08/04
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