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ひきこもり図書館 部屋から出られない人のための12の物語

頭木弘樹

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784620326658
ISBN 10 : 4620326658
Format
Books
Publisher
Release Date
January/2021
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • 鉄之助

    「ひきこもることで、人はさまざまなことに気づきます」。冒頭の 館長(頭木弘樹)からのご挨拶、でグッと読む気になってしまった。副タイトル「部屋から出られない人のための12の物語」とあったが、そうでない人にも魅力的な掌編が集められたアンソロジーだった。鬼退治に行かない『桃太郎』、ひきこもっている間に忘れられた結果の『死なない蛸』、物言わぬ植物となってしまった妻『私の女の実』…。この本に集められなかったら、どれも読めなかったような逸品揃い。コロナ時代の今、だからこそ読みたい1冊だった。→

  • 青乃108号

    アンソロジーは、いろいろな作家のいろいろな作品を1冊で楽しむ事が出来るので、おトク感のある本なのだけれど、この本に関しては何故かホームセンターとかで売られてる、1980円の【70年代ベストヒット】みたいなタイトルのCDの様に安っぽく思えた。印象に残る作品はいくつかある(特に宇野浩二の「屋根裏の法学士」は凄く良い)のに、全体でみるとただごちゃごちゃ詰め込まれた印象で、良いとは言えない。

  • ベイマックス

    面白いアンソロジーでした。12作品。手紙や詩やSF作品、翻訳作品もあり。解説付きが親切。◎カフカの言葉はしみる。◎『桃太郎』といえば、芥川龍之介の作品を思い出す。

  • ネギっ子gen

    ナザニエル・ホーソーンによる「巻頭の言葉」が良かったです。この方って、『緋文字』のホーソンでは、と思って調べると、今はこの読み方になっているのですねぇ……。知り合いに書いた手紙の一節から。<私はひきこもっています。/そうしたかったわけではなく、/そんな生き方は想像したこともなかったのに。/囚人を地下牢に入れるように、/私は自分自身を部屋に閉じ込めてしまいました。/今ではもう、どうやって部屋から出たらいいのかわかりません。/たとえドアが開いていても、/外に出るのが怖いのです>。編者のセンスに敬意を表します。

  • 吉田あや

    ひきこもりを肯定するのでも否定するのでもなく、ひきこもることで起きる変化や気付きを描いた文学を集めたアンソロジー。萩原朔太郎、フランツ・カフカ、星新一、エドガー・アラン・ポー、萩尾望都、上田秋成など、大好きな作家さん揃いで手に取った本書。作家陣は勿論、収められた話のチョイスや並びの全てから編者の愛情が伝わる素晴らしいアンソロジーで、冒頭のホーソーンの言葉で一気に惹き込まれる。そして始まりの散文詩、萩原朔太郎「死なない蛸」の凄み。(⇒)

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