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たまたま、この世界に生まれて ミラン・クンデラと運命

須藤輝彦

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784794974167
ISBN 10 : 4794974167
Format
Books
Publisher
Release Date
March/2024
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

運命とは? 人間とは?
人間と運命のかかわりを描き続けた作家ミラン・クンデラの半世紀にわたる創作活動を一望のもとに収めた初の本格的研究書。

【著者紹介】
須藤輝彦 : 1988年生まれ。日本学術振興会特別研究員(PD)。東京大学大学院人文社会系研究科博士課程修了。ミラン・クンデラを中心として、チェコと中央ヨーロッパおよび啓蒙期の文学・思想を研究している。学部時代はヴェネツィアに、修士時代はプラハに、博士時代はパリに留学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • かもめ通信

    博士論文を大幅に改稿し、著者自ら10年以上にわたるクンデラ研究の集大成と位置づけた本書は、メランコリー、アイロニー、世界文学、反出生主義……等々、クンデラ作品と「運命」と作家クンデラその人の思想と結付けながら展開されるボリュームはもちろん内容もかなりの重さで読み応えたっぷりの1冊。とりわけ興味深かったのは「第4章 世界文学と亡命」。この論考を踏まえて、ぜひとも『笑いと忘却の書』を読まねばなるまい。

  • Go Extreme

    クンデラと運命観: 運命に対する疑問ー運命観が物語の重要なテーマ 相反する極の意識ー相反する二つの極を意識→スリルを生む 偶然性と必然性の対立: クンデラの世界観 運命の多面的な様相: 愛や死の問題ーチェコと中央ヨーロッパの歴史的困難反映 社会主義の挑戦ー20世紀の社会主義の実験やその失墜 古典的な運命観: 西洋文学における運命 クンデラ作品の分析: 小説『冗談』の構成 小説『生は彼方に』の運命観 クンデラ研究の発展: 研究の歴史:ー1990年代から本格化・作品の背景やテーマについて独自の視点が増えている

  • ヤマニシ

    「暗号と解釈が結びつく詩という場所に、運命が生まれる――つまり運命とは、あえて大きくいうならば、人間の弱さと創造性に基づいた、本質的に文学的な観念なのだ。」(p350)

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