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山と獣 焼畑と祭りにみる山村の民俗誌

須藤功

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784540251092
ISBN 10 : 4540251090
Format
Books
Release Date
July/2025
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

経済成長が至上命題だったあの頃、昭和30〜50年代の村では、鳥獣害に悩みながらも焼畑で生計を立て、祭りに願いを託した人びとの「ふつうの暮らし」があった。
宮本常一が所長だった日本観光文化研究所に所属し、日本全国の村で「あるくみるきく」ことを誠実に続けてきた写真家、須藤功による写真エッセイ。宮崎県西都市の「銀鏡神楽」、同県西米良村の「焼畑」、愛知県東栄町の「シシウチ」、三信遠の「田遊」「田楽」、アイヌの「イヨマンテ(熊送り)」‥二度とふれえぬ時代の光景が、そこにある。

【著者紹介】
須藤功編 : 昭和13年(1938)秋田県横手市生まれ。民俗学写真家。民俗学者・宮本常一が所長の研究所に所属。全国を旅して農山漁村の人々の日々の生活を撮影して、地域の生活史を研究する。日本地名研究所より第8回「風土研究賞」を受ける(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • たまきら

    新刊コーナーより。クマ問題が目立った2025年に出版されるにはタイムリーな内容ではないでしょうか。そもそも人という弱い生き物は、社会を作り、掟を守ることで団結して外部の脅威から身を守ってきたのだ、ということを再確認させられました。御柱祭など諏訪エリアや岩手の早池峰など、自分が好きで何度も訪れている地域と比較しながら楽しみました。21世紀にまた学ぶべき知恵が、ほのかに隠れている気がします。

  • 月音

    著者は民俗学者・宮本常一と同じ研究所に所属、氏の薫陶を受けた写真家。本書は焼畑作りと、畑の獣害対策・食料のための狩猟、それらにかかわる祈願・感謝を込めた芸能、喪の宗教儀礼を通して人々の願いのかたち、生活環境、歴史を見ていく。考察は控えめ。それよりも、著者は日々の労働と季節ごとの祭礼・行事をそば近くで記録・撮影することで、人々の息遣い、先祖から受け継がれたものを守っていく気概を映しだす。深い山々、土のエネルギーに、人々の熱気が一体化しているようだ。⇒続

  • takao

    ふむ

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