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ミッドナイトブルー フィールコミックス

須藤佑実

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784396766870
ISBN 10 : 4396766874
Format
Books
Publisher
Release Date
November/2016
Japan

Customer Reviews

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • もぐもぐ

    ミッドナイトブルー:「色の名称。「真夜中の青」と形容される。ほとんど黒に近い青のこと」。装画と、その女の子が出てくる表題作が秀逸。高3の夏、天文部の4人はある約束をするが、その二日後に”みのる”が交通事故で急逝してしまう。王道なストーリーだが、何度読んでも胸がしめつけられる。須藤さんのちょっと不安定な線が生み出す独特な雰囲気が大好きです。どれだけ時が過ぎても色褪せない私にとっての名作。

  • よっち

    卒業後再会の約束をした直後に交通事故死してしまった少女の話や、高校教師と元教え子女子の再会、入院した祖母に会いに父の田舎で出会った不思議な彼女、失踪した植物バカの兄を忘れない彼女への想いなど、微妙にすれ違う関係が描かれる連作短編集。どこか報われない揺れ動く心の描写がとても繊細で、静かな雰囲気はわりと好みでした。

  • すい

    朝目覚めたら知らない美女が家に/憧れの人を夢に見る/狐の身を借りる人/花と失恋/先輩を見つけるのが得意な青年/妻を神聖視する夫と、彼の照れる顔が好きな妻/二年に一度の集まりでだけ会える死んだ同級生/ 全部面白かった。表題作と『箱の中の思い出』『今夜会う人』『ある夫婦の記録』が特に好き。片方の死後に交わされる会話。変われたことを喜ぶ女性と変わる前に惹かれてた男性。不思議な女性とその真実。綺麗だから触れられなくて、気を引きたいから裏切ってみる夫婦。具体的で繊細な感情が綴られた短編集。今後も読みたい作家さん。

  • トラシショウ。

    読み友さんの感想から。「卒業しても二年ごとに逢おうよ、この四人で」。そう言った二日後に交通事故で死んだ彼女を偲ぶ様に集まる仲間の中には、「僕」にしか見えない「彼女」の姿もいて−−。表題作を含む人生や青春の瑞々しさ、切なさに可笑しさ、儚さそして苦さを取り出して描いた七本の短編集。全編に渡り、恐らくは敢えて意図的にそうしただろう、物語としての「余白」を残して終わらせてある内容が多いので、何らかのカタルシスがないと納得出来ない読者には不満が残るだろう。でも、本作を選び触れる感性は大切に思う(以下コメ欄に余談)。

  • でんか

    表紙のお姉さんに惹き寄せられて購入。短編集。そんなに温度は高くないお話が淡々とつづられている。表題作は、高校の同級生たちの話。再会を約していたが、直後に事故で世を去ってしまう女の子と、その姿を見ることができる男の子の話。彼女の本当の想いが何だったのか、今となってはわからぬまま。火星の上に横たわってる最後のシーンが印象的。彼女は何を見ているのだろう。

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