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みやこ美人夜話 フィールコミックス

須藤佑実

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784396767327
ISBN 10 : 4396767323
Format
Books
Publisher
Release Date
April/2018
Japan

Customer Reviews

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • ぐっち

    怖いような怖くないようなちょっと不思議な感じのオムニバス集。京都弁に和服は良いな。最初の不憫なサラリーマンが、最後のほうでリベンジしていて良かった。

  • トラシショウ。

    上司からのパワハラに心折られ退職した青年 ・長田は、ふと立ち寄ったバーで和服の似合う京美人「ミヤコ」に出逢う。怪談好きで達観した視点の持ち主、奇妙に人好きのする彼女にすっかり心奪われた彼は何とかアプローチを試みる。タイトルに反して狂言回しのミヤコは最初と最期以外は基本的に登場しない、いずれも京都を舞台にした、「ミッドナイトブルー」に続く気鋭の作者による五本+αの二作目の連作短編集。淡い色恋から人ならざる者の恐怖や別れまで、多様な物語をバラエティ豊かに描いてみせる確かな筆致を堪能した(以下コメ欄に余談)。

  • Bo-he-mian

    「ちょっと物憂い感じの妙齢の和服美人」というシチュエーションにハメられ購入。しかしこのミヤコさんが実質的に登場するエピソードは2篇という(涙)・・・いや知った上で読んだんだけどさ。京都を舞台に人間模様を描く連作短篇なのだけど、それぞれの主人公が違うように見えて、実は物語がさりげなく数珠つながりになっている、という風に凝っている。第一夜は、ウブな青年がバーで出会ったちょっと不思議な雰囲気をまとった和服美女の「ミヤコさん」に恋してしまい、彼女を京都まで追いかけるが・・・いきなりけっこう皮肉なオチがつく(笑)。

  • ジロリン

    読友さんのレヴューから手に取る。オムニバス形式の短編集。初恋の人に買ってもらった簪が巡り巡って、新・恋人候補からプレゼントされる、という話と、売れないマンガ家と「靴屋の小人」みたいな日本人形の話などはかなり上手い!と思わせる。ただハマる、という所まではいかなかったのは残念。この手のマンガを描くには失礼ながら、少々画力が足りない気が。好みの範囲かも知れませんが。

  • ぷほは

    今の私にとってはこの作品くらいのバランスがちょうどいい。華々しい恋も喧しいギャグも恐ろしい残酷さもなく、ただそれらが薄いだけのウェルメイドでもなく、確かな技量に支えられることで出汁の効いた京都の味がするのである。笑っても泣いてもいない表情が一番美しいそれぞれの女性を見るだけで満足できるので、電子版ではなく紙で、手元に置きながら何度も読み返したくなる、短編の短編集たる要件を備えた引き算の美学。作者も知らないし本屋で面陳してもなかったが、時々勇気を出して前情報なしで買っても外れない。それが漫画のいいところだ。

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