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現代パキスタンの形成と変容 イスラーム復興とウルドゥー語文化

須永恵美子

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784779508639
ISBN 10 : 4779508630
Format
Books
Publisher
Release Date
December/2014
Japan

Content Description

パキスタンとは何か?独立後に定められた「国語」の浸透とイスラーム復興との共振を通し、動態的に考察。

目次 : 現代パキスタンとイスラーム/ 第1部 パキスタンの成立(パキスタン研究のための方法論的諸問題/ 現代南アジアにおける宗教と言語文化/ 歴史言説にみる「パキスタン」)/ 第2部 出版とイスラーム復興(南アジアにおける出版文化の史的展開/ イスラーム復興とクルアーン解釈書の出版)/ 第3部 マウドゥーディーの思想と著作(思想家・政治家・著述家としてのマウドゥーディー/ マウドゥーディー著『クルアーンの理解』)

【著者紹介】
須永恵美子 : 2006年カラーチー大学文学部ウルドゥー語学科ディプロマ課程修了。2008年東京外国語大学外国語学部卒業。2013年京都大学大学院アジア・アフリカ地域研究研究科博士課程修了。博士(地域研究)。現在、日本学術振興会特別研究員(PD)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • mittsko

    13年の博論を14年に刊行したもの。域内大国インドに大きく偏する南アジア地域研究のなかで、パキスタン研究の書はとても貴重。トピックはウルドゥー語とイスラーム復興と思想家マウドゥーディー。いずれも個別で博論に足るテーマだが、本書はまず前二者の不可分なリンクを示す。19世紀半ば以来、ウ語の振興とイスラーム復興は、各種言語メディア(とくに出版産業)を通じて一つに撚りあうことでパキスタンを生み落し、徐々にその内実を満たしていったのだ、と。そして、その歴史過程の焦点のひとつとしてマウドゥーディーがいたのだ、と。

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