Books

2.5次元文化論 舞台・キャラクター・ファンダム

須川亜紀子

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784787234803
ISBN 10 : 4787234803
Format
Books
Publisher
Release Date
December/2020
Japan

Content Description

マンガ・アニメ・ゲームの虚構世界を現実世界に再現して、虚構と現実のあいまいな境界を楽しむ文化実践である2.5次元文化。なかでも特に舞台・ミュージカルに光を当てて、その歴史や特徴、魅力、ファン共同体のありようを熱量あふれる筆致で描き出す。

目次 : 第1章 「二・五次元文化」の隆盛(「二・五次元」の意味の変容/ 二・五次元文化隆盛の背景/ 本書の構成)/ 第2章 二・五次元舞台とは何か―虚構的身体性とファンの相互作用(「二・五次元舞台」の歴史と社会文化的背景/ キャラクター/キャストの「虚構的身体性(virtual corporality)」/ 相互参照的メディア横断ナラティブ(クロスレファレンシャル・トランスメディア・ナラティブ)と「虚構的身体性」)/ 第3章 二・五次元舞台の成立と展開(アニメミュージカル―“二・五次元的舞台”から二・五次元舞台へ/ “二・五次元”舞台の誕生へ)/ 第4章 二・五次元舞台ファンと「嗜好の共同体」としてのファンダム(「嗜好の共同体」としてのファンダムの可能性と課題/ 量的調査/ 質的調査)

【著者紹介】
須川亜紀子 : 横浜国立大学大学院都市イノベーション研究院教授。専攻はポピュラー文化研究、オーディエンス/ファン研究(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

Customer Reviews

Comprehensive Evaluation

☆
☆
☆
☆
☆

0.0

★
★
★
★
★
 
0
★
★
★
★
☆
 
0
★
★
★
☆
☆
 
0
★
★
☆
☆
☆
 
0
★
☆
☆
☆
☆
 
0

Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

powered by

  • 富士さん

    広くコンテンツ産業論をやりたい人には必読だと思います。本書を読めば、コンテンツ産業のぼろ儲けの芯が何なのかがよく分かります。フィクションとリアルの間のあいまいな世界にできるイメージこそがこの業界の主力商品なのです。誤解や勘違いも含めて表現と消費の間に偶然蓄えられるイメージを計画的に利用しようとしたのがメディアミクス下のコンテンツであって、演者の才能も作品の魅力も、これを煽るためのセットに過ぎないということです。ブランドも似たものを売っているように思うので、本書の議論はより普遍的なものにつながるものです。

  • ぷほは

    要素が多いのに外から見えにくい現在進行形の現象をまとめている労作。マンガアニメゲームアイドルといった領域のメディアミックスだけでなく、日本の演劇史に関する研究蓄積を踏まえれば、より立体的な議論になっただろう。またキャラクター論や虚構的身体については、西欧哲学の人格論や「王の二つの身体」などの政治思想史、ベンヤミンの芸術批評なんかも参照すれば、プロジェクションマッピングや役者の自己言及的演出について解像度が上がったはずだ。しかしそれは作者に求めるんではなく、私が書くべき議論だろう。H×HRは俺も聴いてた!

  • ハネ

    卒論用資料

  • Go Extreme

    2.5次元文化の隆盛:意味の変容 声優 マンガ・アニメの舞台としての2.5次元 背景:キャラクターとその共有・消費・利用 リアリティ認識とコミュニケーション様態の変容 参加文化 2.5舞台とはー虚構的身体性とファンの相互作用:歴史と社会文化的背景 キャラクター・キャストの虚構的身体性 相互参照的メディア横断ナラティブと虚構的新体制 2.5次元舞台の成立と展開:アニメミュージカル 2.5次元舞台の誕生 2.5次元舞台ファンと嗜好の共同体としてのファンダム:ファンダムの可能性と課題 弱いつながり

  • ともなりたすく

    最後少しがなかなか読みきれなかったんだけど、いざそこに到達してみたらほとんど参考文献ページでした。 最後まで読むと、刀ミュも「キャラクターの前景化」など章にはならずともちょいちょい触れられてはいるので、言及量が少ないわけではないんだけど、この著者はステの人だなという印象です(それで内容に問題があるわけではないんだけど!も!!)

レビューをもっと見る

(外部サイト)に移動します

Recommend Items