Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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• のっち♬

  読了日：2022/04/03

  包括的な楽曲選出、多過ぎない文章量、旋律を挟みながらの解説など楽曲に入っていきやすい編集。何よりマーラーに対して分析的なアプローチに走り過ぎない点で解説本としての純度が高い。曲が巨大化するほど形式解釈が分かれやすい傾向もマーラーの特色。それでも第6番終楽章のあたかも再現部自体が存在しないかのような説明はいただけない。こうした混乱をきたすのも第2主題と小結尾の認識が妥当性を欠くからだろう。第9番第二楽章は無駄にわかりづらい。第3番第一楽章再現部は第3主題と第4主題が逆順になることを指摘したほうが良いと思う。

• ジョンノレン

  読了日：2025/10/29

  ここのところマーラーづいていて聴いては読みで漸進中。界隈でも人気が高まっているようで在京オケの交響曲6番や8・9番のコンサートチケット完売のケースも。後期浪漫派後裔の枠に収まらず調性的にも更にずっと先を行き、独特なユダヤやスラブ的風味と抒情性を醸す、いつもその奥を試してくる味わいが堪らない。この本自体は人や生涯部分は最小限、楽曲解説もあっさり、お目当ての交響曲の解説はちょっと物足りなかった。音楽は聴き込むに限るが読んで楽しい音楽本にも出会いたい。

• 鴨の入れ首

  読了日：2024/08/20

  西欧音楽・後期ロマン派の指揮者で作曲家でもあったグスタフ・マーラーの生涯と主要作品の概説書です。若書きから遺作まで、全交響曲と歌曲集といった代表曲の数々が簡潔に纏められており、マーラーの芸術をおおまかに掴めたような気がします。初心者から音楽玄人まで、幅広く楽しめる本ではないでしょうか。大変興味深く読みました。

• アールジェイ

  読了日：2022/06/22

  マーラー全交響曲集を聴くのにとても役立ちました。つい意味を知りたがる癖が抜けません。

• むっち

  読了日：2015/10/22

  作品を生み出すのは楽ではない。

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