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ある北朝鮮兵士の告白

韓景旭

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784106101748
ISBN 10 : 4106101742
Format
Books
Publisher
Release Date
July/2006
Japan

Content Description

盗んだ、逃げた、襲った…。朝鮮族の研究者である著者が、中国で出会った脱北者から聞いた想像を絶するエピソードの数々。ある北朝鮮人兵士が、10年にわたる軍隊生活の全てを包み隠さず語り尽くした貴重な記録。

【著者紹介】
韓景旭 : 1966年、中国東北部に生まれる。高校卒業後、留学のために来日。中京大学大学院社会学研究科博士課程修了。社会学博士。1998年から福岡市に移住。現在は西南学院大学国際文化学部教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • Humbaba

    軍人は訓練を積んでいるために,一般人と比べれば行動力があり,かつその行動を完遂するだけの能力がある.良い方向にそれが使われれば問題ないのだが,台所事情が苦しくなればそれを自分たちの戦力を維持するために使う.それにより,国民はさらに疲弊していってしまう.

  • 晴天

    中国に暮らす一人の元DPRK兵士から聞き取り調査した軍隊生活回顧録。兵隊に入ると食料物資のあまりの欠乏から、何をするにもまず道具や食料を盗むことからはじまり、また、盗みをせずに生存することは困難だったことに圧倒される。物品は他の部隊や施設から盗むが食料は民家から寸暇を惜しんで調達し、結果、人々も自衛し軍民関係は険悪にならざるを得ない。しかし盗みをせねば何も為せないことは上官も知悉しており、兵士の盗みは基本的に罰せられないばかりか解決能力を評価されるあたり、古典的な軍隊だと思った。

  • だいすけ

    国の在り方、社会の在り方が人間をこうも翻弄するものなのか。人は生まれる国を選ぶことができない。この差は何なのか。運命というにはあまりにも人を馬鹿にしすぎている。

  • 金吾

    やや昔の話ですが、軍人でさえ食事に窮するのは大変なことだと思いました。未だに存在しているのは凄いと思いつつ、何故なんだろうと考えさせられました。

  • カール

    北朝鮮から亡命したある兵士の哀愁溢れる現実を描く。彼曰はく、兵士にすらまともな食事にありつく事すら厳しく、民衆から略奪する事を覚えない限り出世どころか命すら危ういという。もはや失敗国家の類。一体どうやって反政府勢力の勃興を抑え、まだ国として成り立っているのか謎だ。核兵器やロケット技術、綱渡りの様な外交よりもむしろ、徹底して敵対勢力を弾圧し国の寿命を延ばす統治システムこそ目を見張る物がある。そして一番酷いのが、下手な小説よりかも兵士から語られる話が不謹慎ながら面白いという事。「事実は小説よりも奇なり」だね。

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