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職業としての将棋棋士 小学館新書

青野照市

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784098254989
ISBN 10 : 4098254980
Format
Books
Publisher
Release Date
October/2025
Japan

Content Description

将棋は面白いが、将棋界も面白い!

50年にわたる現役生活を引退したベテラン棋士が、自身の半生とともに、これまでに出会った棋士や将棋界をとりまく人達のユニークなエピソードを語り尽くす。
中学を卒業後に上京し、将棋会館に住み込む「塾生」となって、棋士の見習い生活を始めた著者は、破天荒な棋士や、奇行が目立つ貴公子ならぬ奇行士と呼べる棋士など、さまざまな棋士と出会います。将棋界以外には生息していないと思われる、これらの奇人・変人や天才・奇才の生態をさまざまな出来事を交えて論じます。
そして将棋界のトップリーグであるA級に上るためにどんな試練があって、どう乗り越えたのか、そしてその後の引退まで、心境の変化なども丁寧に描かれていて、将棋や棋士に興味のある方は必見です。
さらに、「棋士はどんな人と結婚するのか」「一流企業の役員と棋士とどちらが稼ぐのか」「奨励会を退会した人はその後、どんな人生を送っているのか」など、これまであまり語られなかった裏話も公開。将棋ファンはもちろん、そうでない方も楽しめる一冊です。

【編集担当からのおすすめ情報】
著者は将棋界の最高峰のリーグである順位戦A級を通算11期務めた一流の棋士ですが、中学卒業後すぐに将棋会館に住み込んで「塾生」として将棋界に入り、長じては日本将棋連盟の理事を何度も務めた、将棋界の内側を最も良く知る人物の一人でもあります。こんな著者が、自身の半生とともに、将棋界の愛すべき奇人・変人・奇才・天才や、将棋界をとりまく人々を書いたのですから、面白くないはずがありません! 将棋ファンから、藤井聡太七冠のファン、最近「観る将」になった方まで、ぜひご覧いただければ幸いです。将棋がますます好きになること間違いありません!

【著者紹介】
青野照市 : 1953年、静岡県焼津市生まれ。68年、廣津久雄九段の弟子となり4級で奨励会入会。74年、四段に昇段しプロ棋士に。74年度、第5期新人王戦で棋戦初優勝。82年度、第41期順位戦でA級に昇級。89年度、第37期王座戦でタイトル初挑戦。2024年、現役引退。通算成績は800勝899敗。一般棋戦優勝4回。A級通算11期。対四間飛車の「鷺宮定跡」と、横歩取りの「青野流」で、それぞれ升田幸三賞を受賞。また、日本将棋連盟の理事を長年務め、将棋の海外普及にも尽力し、11年に「外務大臣表彰」を受賞した(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • Sam

    ネットでときどき目にする著者の記事はいかにも淡白な印象で本書もあまり期待せず手に取ったのだが、予想に反してとても興味深く読むことができた。長らく将棋ファンをやってると大抵のことは知ってるようなつもりになるのだが、まさにタイトルの通り職業としての棋士を色々な角度から紹介していて自分の知らなかったようなこともたくさんあり、バランス良く目の行き届いた好著と感じた。40年以上前、いまはなき「近代将棋」誌の昇段者紹介グラビアページで著者と真部一男氏が晴れやかな笑顔で写っていたのがいまでも記憶に残っている。

  • よっち

    50年にわたる現役生活を引退したベテラン棋士が、自身の半生とともに、これまでに出会った棋士や将棋界をとりまく人達のユニークなエピソードを語り尽くす1冊。中学を卒業後に上京し、塾生となって棋士の見習い生活を始めた著者が、将棋界にしかいないような奇人・変人や天才・奇才の生態をさまざまな出来事を交えて紹介していて、A級に上るための試練をどう乗り越えたのか、そしてその後の引退まで心境の変化も丁寧に書かれていて、結婚や収入、退会した人の人生など、これまであまり語られない裏話もあってなかなか興味深く読めた1冊ですね。

  • スコットレック

    棋士はもちろん、それを取り巻く記者の方達など個性豊かな面々のエピソードは読んでいて飽きない。(酒で身を滅ぼす人が多い気が😥) 最後の、著書の方の引退の時のエピソードは感じ入るものがあった。淡々とした文章だがそれがまた心地よかったりもする。 将棋に関わらず、何か一つのことでそれが世界の平和へと少しでも繋がっていったらいいと思う。将棋にさして興味がなくとも十分本書は楽しめると思う。そして将棋以外のことでも本書は色々な事を教えてくれた。

  • kata

    どこかで聞いた話がほとんど 一昔前の将棋本を読んでいた人にとっては 新鮮味にかける

  • たかし

    思えば、棋書というものを初めて読んだのは青野先生の棒銀戦法の本じゃなかったか。奇人変人というほどの個性はないが、棋書を出したり、理事をやったりとシゴデキな感覚。なお、帯には『棋士は儲かる職業か?』、とあってその辺を期待したが…。著者の若い頃はプロになった直後の収入は、会社員の初任給の4分の1程度で、A級でやっと初任給並みというから恐れ入る。現代でも、トップ7〜10の棋士がやっと1000万円代というからC級以下は推してしるべし。奨励会に入れる知能があれば、普通に勉強して大学に行く方がいいということだな。

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