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若者の貧困・居場所・セカンドチャンス

青砥恭

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784811807829
ISBN 10 : 4811807820
Format
Books
Publisher
Release Date
June/2015
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

このままでは若者が「国内難民化」する?!

貧困家庭の子ども325万人(6人に1人)、好転しない不登校・ひきこもり、高校中退者はこの10年で100万人超。若年無業者が増加している。学生でも社会人でもない不安定な10代・20代。使い捨てられて無業となる30代。変わらなければならないのは、「若者」だろうか?

学校が育ちの場にならず、企業社会にはイスがない。従来型ライフコースからはずれていく多くの若者を、だれが、どこで、どのように支えているのか。

「学び直し」「居場所づくり」「就労支援」を実現する貧困研究の生きた知見と、先進的な実践者が集い、安心して普通に生きられる社会へのモデルを指し示す。

青砥 恭
NPO法人さいたまユースサポートネット代表理事。1948年生まれ。元埼玉県立高校教諭、現在、明治大学・埼玉大学講師。子ども・若者と貧困、自立支援問題を研究する。2011年、さいたまユースサポートネットを設立し、さいたま市において居場所のない若者の支援活動をおこなっている。
著書に『ドキュメント高校中退―いま、貧困がうまれる場所』(ちくま新書)など。2012年にはWEDGEInfinity(ウェブマガジン)に 「子ども・学校・家庭と貧困連鎖社会」に関する論文を連載、同年より朝日新聞埼玉県版にも「まなぶ」シリーズで連載をもつ。

さいたまユースサポートネット
2011年設立。高校を中退、通信制高校生、不登校や引きこもりを経験、障害で生きづらさを感じている子ども・若者など、この社会に居場所がなかなか見つからない子ども・若者たちを無償で応援するNPO法人。

稲葉 剛
一般社団法人つくろい東京ファンド代表理事、NPO法人自立生活サポートセンター・もやい理事。
〈若年ホームレス問題と生活保護〉

黒田 安計
さいたま市保健福祉局保健部副理事。
〈発達障害への視点〉

才門 辰史
NPO法人セカンドチャンス!理事長。
〈非行少年のリ・スタート〉

関口 昌幸
横浜市政策局職員。
〈コミュニティビジネスと行政〉

津富 宏
静岡県立大学教授。
〈就労支援・静岡方式〉

中西 新太郎
横浜市立大学名誉教授。
〈居場所論〉

松田 考
札幌市若者支援総合センター。
〈就労支援と連携〉

宮本 みち子
放送大学副学長。
〈若者政策〉

山野 良一
千葉明徳短期大学教授。
〈子どもの貧困対策〉

【著者紹介】
青砥恭 : NPO法人さいたまユースサポートネット代表理事。1948年生まれ。元埼玉県立高校教諭、現在、明治大学・埼玉大学講師。子ども・若者と貧困、自立支援問題を研究する。2011年、さいたまユースサポートネットを設立し、さいたま市において居場所のない若者の支援活動をおこなっている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • ゆう。

    孤立化する若者、貧困に陥る若者、引きこもる若者など、若者をとりまく社会問題について、実践現場と研究的視点から考えることができた本でした。稲葉剛氏は日本における餓死者が1995年以降急激に増えている事実を指摘しし、深刻化する貧困の実態を指摘しています。また、宮本みち子氏は若者支援のなかで伴走型支援の重要性を指摘しています。中西新太郎氏は居場所づくりの大切さを指摘しています。若者にとって「あなたはあなたのままでいい」と寄り添える存在が必要ではないかと読みながら考えました。

  • 1.3manen

    貧困目安は可処分所得が4人世帯で244万円以下(10頁)。子供をただ飯食いと考えるだけではいけない。将来の人的資本、文化資本と考えて先行投資するのが親の役目だ。といっても、私には子供はおらんけど。年1人61万円では、国民年金満額の79.2万円よりも低いのではやっていかれぬ。私の経験では、彼等は図書館の本で独学し、それでも受かる大学を目指せばいいと思う。高校までの学費、生活費はバイトでカヴァーし、なんとか大学に入るまで頑張って、そこからは特待生で奨学金狙いがよい。

  • Yuko

    <若年無業者が増加している。学び直し、居場所づくり、就労支援を実現する貧困研究の知見と、先進的な実践者が集い、安心して生きられる社会へのモデルを指し示す。2013年開催の連続講座とシンポジウムに加筆し書籍化。> 子どもを取り巻く貧困、格差、不登校、発達障害、就労、自立など、様々な問題と、現場での具体的な取り組みについて知ることができた。国がやらないから、現場からやっていくしかないのだろうか。地域づくりを核とした若者支援の仕組みを構築する重要性は分かったが、どこからどう手をつけていいのだろう・・・。

  • awa

    現代における若者の貧困、苦境をパンフレット的に紹介する本といった印象。まったく事前知識を持たない人が最初に手にするにはいいかもしれないがそれより少しでも深い知識が必要な人が満足する内容は一切無い

  • Hachi_bee

    今最も関心を寄せているテーマ。最終章で「こうすべき」論が展開されていますが、「じゃ、読者は何から始められるの?」というアドバイスがなく消化不良。p44l1「」そのかん6か月」、p52l3「餓死者にかんする」と『間』『関』が平仮名になっている。気になって仕方なかった。何かメッセージが隠されているのか?

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