Books

オール電化・雨月物語

青柳碧人

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784569858821
ISBN 10 : 4569858821
Format
Books
Publisher
PHP
Release Date
March/2025
Japan

Content Description

雨月物語×最新家電=新感覚ホラー!?  古典「雨月物語」をベースにしつつ、人間の業と怪異と家電(?)を描いた短編集。

【著者紹介】
青柳碧人 : 1980年千葉県生まれ。早稲田大学教育学部卒。2009年『浜村渚の計算ノート』で第3回「講談社Birth」小説部門を受賞し、デビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

Customer Reviews

Comprehensive Evaluation

☆
☆
☆
☆
☆

0.0

★
★
★
★
★
 
0
★
★
★
★
☆
 
0
★
★
★
☆
☆
 
0
★
★
☆
☆
☆
 
0
★
☆
☆
☆
☆
 
0

Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

powered by

  • starbro

    青柳 碧人は、新作をコンスタントに読んでいる作家です。本書は、著者版令和雨月物語、今回はシリアスな連作短編集でした。オススメは、「シラミネ」&「ブッポーソウ」&「アサヂが宿」です。 https://www.php.co.jp/books/detail.php?isbn=978-4-569-85882-1 3月は、本書で読了です。

  • ちょろこ

    雨月物語を近未来に引っ越しさせたような一冊。さすが青柳さん。雨月物語に疎くても近未来の家電を絡ませた9篇はどれもさまざまなテイストで楽しませてくれた。一話目の「シラミネ」から、デジタル遺影といういかにもあり得そうな近未来を差し出されながら江戸時代から引っ越してきた雨月物語を読んでいるような感覚。そこから次々と人の夢の結晶のような家電の登場とちょっとゾッとくる人怖ホラーがぞろぞろ。人の業は永遠不滅。これだけは家電でもどうにもこうにもできない皮肉さもいい。せつない読後感がたまらない「キッカの契り」が一番好き。

  • mint☆

    雨月物語。ちゃんと読んだことがなくざっくりとした概要しかわからない。「吉備津の釜」だけ読んでみてからこちらを読みはじめました。読まなくてもほとんど別物なので楽しめますが、読んでいるとその変わり様も楽しめそう。時代はちょっと近未来。今この時代にはない電化製品(?)とちょい怖と不思議さがミックスされた9つの短編集。主はヒトコワ系だけどちょっと感動もあったり話に繋がりがあったりで色々と楽しめます。暑い日でも快適に外出できる冷却スーツのアオズキン、欲しいな。オシャレではなさそうだけど。#NetGalleyJP

  • タイ子

    雨月物語にちなんで近未来の出来事を描いた怖くて不思議な物語集。9編のうち何作かは読んだことがあるけど知らなくても楽しめる。ま、雨月物語に造詣が深ければもっと楽しめるかも。数百年前の物語にちなんで近未来の話に持っていくなんてさすがです。地元に伝わる「吉備津の釜」が炊飯器に変わろうとは。浮気男がしでかした結末がこれまた無惨なり。かと思えば、入院中の男が見た夢に登場した殺人犯、アリバイと目撃者となる怖くはないが不思議な話もいい。最終話で前出のものが再登場も面白い。人間の業と欲は時代を超えても絡みつくのね。

  • ひさか

    WEB文蔵2023年8月〜2024年6月掲載のものに加筆修正し、2025年3月PHP研究所刊。シラミネ、夢応のリギョ、ブッポーソウ、アオズキン、蛇性のイン、キッカの契り、ヒンプク論、キビツの釜、アサヂが宿、の9つの短編。雨月物語の全9編をなぞってあるのが努力賞もの。オール電化には少し無理もある。ドタバタ感も多いが、怖さも見えて、怪作というところか。

レビューをもっと見る

(外部サイト)に移動します

Recommend Items