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カラー版 地形と地理でわかる京都の謎 宝島社新書

青木康

Product Details

ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784299033017
ISBN 10 : 4299033019
Format
Books
Publisher
Release Date
August/2022
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

京都ほど謎が多い都市はない。それは京都が時代の流れに順応しながら、再生し続けてきた都市だからである。「千年王城」と呼ばれ、日本の政治の中心であり続けた京都は、人の手が加え続けられた地だ。南北に流れる川によって土砂が運ばれ、なだらかな斜面が続く平地である京都盆地は、平安京遷都以前は、相次ぐ川の氾濫によって人が住むことが困難な土地だった。やがて治水工事によって京都は都にふさわしい土地となり、その後も時の権力者や町衆の手によってダイナミックに変化し続けたのだ。京都を俯瞰し、地形に注目すると、京都で起きたさまざまな歴史的な出来事の理由や過去の町の痕跡が見えてくる。本書では、地形と地理の視点から、京都にまつわる50の謎、歴史の真相に迫る。

目次 : 第1章 なぜ、平安京は京都につくられたのか―古代編(なぜ、平安京は京都盆地の北部につくられたのか/ なぜ、平安京は船岡山を中心に造営されたのか ほか)/ 第2章 なぜ、京都御所は平安京の中心にないのか―中世編(なぜ、白河と鳥羽が院政の拠点になったのか/ なぜ、平家は郊外の六波羅を本拠地にしたのか ほか)/ 第3章 なぜ、豊臣秀吉は京都を大改造したのか―安土桃山時代編(なぜ、織田信長は防御が弱い本能寺に泊まったのか/ なぜ、織田信長は京都に2つの二条城をつくったのか ほか)/ 第4章 なぜ、京都は首都にならなかったのか―近世・近代編(なぜ、徳川家康は京都に政権を置かなかったのか/ なぜ、二条城は東に3度傾いているのか ほか)/ 第5章 なぜ、京都人は「いけず」なのか―現代編(なぜ、京都人は「町」意識が強いのか/ なぜ、京都人は「よそもん」を嫌うのか ほか)

【著者紹介】
青木康 : 埼玉県生まれ。学習院大学法学部卒業。神社専門編集プロダクション・杜出版株式会社代表取締役。全国の神社を巡り、地域ごとに特色ある神社の信仰や歴史学の観点から神社を研究し、執筆活動を行っている

古川順弘 : 神奈川県生まれ。早稲田大学第一文学部卒業。宗教・歴史分野をメインとする編集者・文筆家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • しげ

    戦の主流が陸上だった時代、地形の利は必須だったと思います。秀吉が設けた御土居はブラタモリで見ました。史跡も多く地下鉄工事が埋蔵遺跡で遅延し赤字になる焦燥感も歴史ある古都京都ならではと感じます。地積、しがらみ、家康が江戸(東京)を都に選択した理由(先見さ)も分かる気がします。

  • Eiki Natori

    京都に深い土地勘があれば、もっと面白く読めたのではないかと思える一冊。 よく考えれば朝廷が1074年間も(南北朝の評価は別として)京都にあったのだから、さまざまな思惑が町づくりに反映されているのは間違いない。 今の新京極のある寺町通りが、本当に寺が集中していたとは知らなかった。てっきり本能寺の近辺だから「寺町」なのかと思っていた。など、歴史と地理の面白さが凝縮させたような一冊。

  • 田中峰和

    朝鮮系か中国系か諸説あるが、泰氏の影響力が大きかったことが分る。秦の始皇帝の子孫という説、泰の5世孫というのはロマンもあるが怪しい。日本書紀の百済の弓月君の一族を連れて来日したという説の方に信憑性がある。地形の点では、東西からの圧力でしわができて山に挟まれた盆地になったというのは説得力がある。琵琶湖のように水がたまれば湖になっていたのかもしれない。伏見区と宇治にまたがる巨椋池も興味深い。周囲16キロの淡水湖で宇治川と繋がって水上交通の中継地として大きな役割を果たした。干拓されなければ別の風景を楽しめた。

  • Abercrombie

    図版が多く見やすくはあるが、内容に関しては既存図書からの寄せ集め感強し。「平安京は船岡山を基点に造営された」と、「六波羅は『髑髏が原』が訛ったもの」が面白かった。4度移転した本能寺と、4度建造された二条城がややこしい。

  • Eiki Natori

    翔んで埼玉2を見て、なぜかこの本を再読したくなった。

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