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風ヶ丘五十円玉祭りの謎 創元推理文庫

青崎有吾

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784488443139
ISBN 10 : 4488443133
Format
Books
Publisher
Release Date
July/2017
Japan

Content Description

夏祭りにやって来た、裏染天馬と袴田柚乃たち風ヶ丘高の面々。たこ焼き、かき氷、水ヨーヨー、どの屋台で買い物しても、お釣りが五十円玉ばかりだったのはなぜ?学食や教室、放課後や夏休みを舞台に、不思議に満ちた学園生活と裏染兄妹の鮮やかな推理を描く全五編。『体育館の殺人』『水族館の殺人』に続き、“若き平成のエラリー・クイーン”が贈るシリーズ第三弾は、連作短編集。

【著者紹介】
青崎有吾 : 1991年神奈川県生まれ。明治大学卒。学生時代はミステリ研究会に所属し、2012年『体育館の殺人』で第22回鮎川哲也賞を受賞しデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • ナルピーチ

    シリーズ第3弾は五話の物語とおまけがついた短編集。長編とは違って殺人事件は起きない。学園内で起きる事件やお祭り中に起きた珍騒動をミステリー仕立てに描く。やっぱり裏添天馬は恐るべし!!事件そのものは日常の謎を中心としたミステリーであるが、ロジックのキレは相変わらず素晴らしく、鋭い洞察力と冴え渡る名推理が鮮やかに謎を解いていく。そして1番の驚きがおまけの一話。天馬がサウナで出合った人物、それはまさかの…。10頁足らずの物語に新たな興味が続々と湧き出てきた!青崎先生は読者の楽しみ処をしっかりと掴んでくれますね!

  • 黒猫

    同じ景色を見ても、こうも見え方が違うものか。私の網膜に結ばれる像は、名探偵こと裏染天馬が見る像より遥かに小さい。これを蜻蛉に例えると、数千個ある複眼を余すことなく使いこなすのが裏染天馬で、たったひとつの個眼を残してその他数千の複眼が潰れた視野の狭い存在…それが私だ。目の前に大きく横たわった真実にすら気づけない。日常は謎で溢れている。だがこの世に裏染天馬がいる限り、それら謎はすべて完膚無きまでに論理づけられる。そのたび私は蜻蛉に姿を変え、彼の頭の回転の速さに愚かにも目を回さざるを得ない運命のようだ。

  • mocha

    タイトルが面白くて手に取るもなんとシリーズの3作目。過去の話がわからなくて少々もやもやしたけど大勢に影響なし。なかなか面白い日常の謎系連作ミステリーだった。高校生のやり取りのテンポがよく、探偵役の飄々として謎めいた雰囲気もいい。ただ妹のキャラクターはやり過ぎで引いてしまう。「針宮理恵子のサードインパクト」が良かった。

  • セウテス

    【裏染天馬】シリーズ第3弾、短編集。5作の短編とおまけ、面白いのは3作の長編殺人事件と時系列がリンクしている事だ。会話などから体育館の殺人の2週間後だと解ったり、敢えて一つの時間の流れの中で描いているのは心地好い。またタイトル作品は「競作五十円玉二十枚の謎」を意識した作品であり、「その花瓶にご注意を」では天馬の妹鏡華が推理を披露するなど、変化に富んでいて大満足。謎そのものは日常の謎なのだが、推理の過程は本格ミステリの手順そのままを体験出来る。それにしても様々な所で繋がりを作っており、気づいたらニヤリです。

  • 麦ちゃんの下僕

    裏染天馬シリーズ第3弾は、裏染兄妹が学園生活で遭遇した“謎”を鮮やかに解き明かす連作短編集。時系列がはっきりしていて、各話が相互に関連している上に、前2作や次作『図書館の殺人』とも随所でつながっているのが面白いですね!そして何より、田中寛崇さんの扉絵が魅力的!全作で表紙を飾ってきた柚乃だけでなく、天馬・香織・針宮・早苗・鏡華のイメージが具体化しましたし…特に「天使たちの残暑見舞い」のイラストにはドキッとしましたね!!このイラストを含め、ほぼ全編にわたり漂う“百合”の香りにも、すっかり魅了されました(笑)

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