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赤と青とエスキース

青山美智子 (小説家)

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784569850641
ISBN 10 : 4569850642
Format
Books
Publisher
PHP
Release Date
November/2021
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

メルボルンの若手画家が描いた一枚の「絵画」。日本へ渡って三十数年、その絵画は「ふたり」の間に奇跡を紡いでいく。一枚の「絵画」をめぐる、五つの「愛」の物語。彼らの想いが繋がる時、驚くべき真実が現れる!仕掛けに満ちた傑作連作短篇。

【著者紹介】
青山美智子 : 1970年生まれ、愛知県出身。大学卒業後、シドニーの日系新聞社で記者として勤務。2年間のオーストラリア生活ののち帰国、上京。出版社で雑誌編集者を経て執筆活動に入る。第28回パレットノベル大賞佳作受賞。デビュー作『木曜日にはココアを』が第1回宮崎本大賞を受賞。『お探し物は図書室まで』が2021年本屋大賞2位に選ばれる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • ろくせい@やまもとかねよし

    人生の面白さを再確認した読書。時間を追う5つの物語。軸となる赤と青。可視光の波長域では端と端だが、その距離は微妙に離れていると言い切れない。そんな関係性を人と人の繋がりに重ねるか。「生命力って、生きる力じゃなくて、生きようとする力」であり、だから矛盾に感じる「生きるのがつらいのに、死ぬのが怖い」は何ら自然だと諭す。他人と気持ちを共にすることは自然に無理だと表現。いくら言葉を尽くしたとしても。美術品への感動なんて千差万別。しかし、その違いは尊く愛おしく、そのなかに一方的でも感じる利他性に私たちは繋がれると。

  • starbro

    2022年本屋大賞にノミネートされたので読みました。ノミネート作品既読9/10、青山 美智子、2作目です。少し原田マハっぽい一枚の絵を巡る素敵な連作短編集、本屋大賞ノミネートも納得ですが、パンチが足りないので本屋大賞大賞受賞はないと思われます。4~7位程度ではないでしょうか? 実物の『エスキース』を鑑賞してみたいです。 https://www.php.co.jp/books/detail.php?isbn=978-4-569-85064-1

  • うっちー

    すごい読後感。一枚のエスキースがこれほど人生に繋がっていくとは。

  • しんごろ

    メルボルンで生まれた一枚の絵『エスキース』。『エスキース』が様々な人に渡り、絵が旅をしながら、様々な人の人生を優しく繋ぐものだと思ってた。でも、確かに繋いでた。人と人を繋ぐのではなく、人生を見事に繋いでいた。ついでに見事に物語も繋いでた。『エスキース』は旅をしてなかった。ただ静かに見守ってたその先で、寄りそった時、それは見事に額縁に収まっていた。もう見事にそれは縁としかいいようがない。話を優しく紡ぎ、繋ぐ青山美智子作品。こんな繋ぎ方があるのか。青山美智子、恐るべし!

  • さてさて

    偶然の出会いから始まったブーとの『期間限定』の恋。そんな恋の結末にレイを描いた『一枚の絵』=『エスキース』が四つの物語を鮮やかに繋いでいくこの作品。そこには青山さんならではの連作短編の妙に魅せられる物語がありました。『赤』と『青』という二つの色にこだわった物語作りに魅せられるこの作品。『言葉にならない想いが、涙に混じってあふれてくる』という物語にこみ上げてくるものを抑えられなくなるこの作品。なんてあたたかい物語なんだろう、青山美智子さんという作家さんの紡ぎ出される作品世界に心満たされる絶品だと思いました。

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