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赤と青とエスキース(仮)Php文芸文庫

青山美智子 (小説家)

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784569904238
ISBN 10 : 4569904238
Format
Books
Publisher
PHP
Release Date
September/2024
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

2022年本屋大賞第2位!
二度読み必至の感動作、待望の文庫化。

◇STORY
メルボルンに留学中の女子大生・レイは、現地に住む日系人・ブーと恋に落ちる。彼らは「期間限定の恋人」として付き合い始めるが……(「金魚とカワセミ」)。額縁工房に勤める空知は、仕事を淡々とこなす毎日に迷いを感じていた。そんな時、「エスキース」というタイトルの絵に出会い……(「東京タワーとアーツセンター」)。

一枚の絵画をめぐる、五つの愛の物語。彼らの想いが繋がる時、奇跡のような真実が現れる――。
著者新境地の傑作連作短編。

【著者紹介】
青山美智子 : 1970年生まれ、愛知県出身。大学卒業後、シドニーの日系新聞社で記者として勤務。2年間のオーストラリア生活ののち帰国、上京。出版社で雑誌編集者を経て執筆活動に入る。デビュー作『木曜日にはココアを』が第1回宮崎本大賞を受賞。『猫のお告げは樹の下で』が第13回天竜文学賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • ヒロ

    エスキースという一枚の絵が登場人物それぞれに影響を与えて、それが一つの物語になっていて、とても感動しました。各短編に伏線が散らばっていて、それを最後に回収するという流れもまた面白くて、楽しめました。やっぱり青山さんの作品はどれを読んでも心が温まって、また次も読みたくなります。

  • キムチ

    青山さん、結構頻回に上がる名前だなと感じつつ、初読。面白いなんて言うベタな言葉使いたくない秀作…ふと遠景で霞む来し方が浮かぶ。絵の旅路で交差した人々、愛を、友情を交わす想いの揺らめきに目眩すら。馴染みないエスキースの語、装丁の赤青白の色彩が描き出したであろうレイは読者の夢想キャンバスに…その趣向が心憎いほど。4編で流れるエピソード…ここまで来たんだなぁと若い時間を思い返すジャクソンのプロローグの余情に浸る感覚にしばし漂えた。こんな作家さんに会えたのは収穫…他 読まなきゃ

  • Willie the Wildcat

    理想と現実の狭間で、本質と個性の兼ね合いを模索。時に痛み、時に癒しとなる「時間」との距離感も、変数の1つ。ユリが口にした”生き物”、物心両面での「温かみ」である。登場人物1人1人の理解者の温かみに気づく瞬間が、個性を解放する瞬間でもある。そして、個性の解放で齎される各種「結婚」。青と赤によるジャックの”創造”の瞬間。これも結婚也。そして、この創造も描き手次第であり、鑑賞者次第。結婚が紡ぐエスキース、個々人の軌跡の集大成という感。

  • ゲンタ

    単行本を読了してとても良かったので、文庫化されてからは読友にパカパカ プレゼントしてしまいました。素敵なお話です。

  • 猿吉君

    一枚の絵を巡って物語が展開する連作短編集、読後感が最高でした!@文学なのですが仕掛けがあってええ?!となりました、こういうの好きです。A漫画家のエピソードが一番楽しかったです。B悪い人一人も出てきません。C額縁と絵を見てみたくなりました。点数85/100→サクッと読めますが中身は濃くてこりゃ名作だなあと思いました。最後にタイトルの意味も判って更に感動しました。

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