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月の立つ林で ポプラ文庫 日本文学

青山美智子 (小説家)

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784591186992
ISBN 10 : 4591186997
Format
Books
Publisher
Release Date
September/2025
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

似ているようでまったく違う、
新しい一日を懸命に生きるあなたへ。

『お探し物は図書室まで』『赤と青とエスキース』で本屋大賞2位。『月の立つ林で』『リカバリー・カバヒコ』『人魚が逃げた』で5年連続の本屋大賞ノミネートの著者、最高傑作。


長年勤めた病院を辞めた元看護師、売れないながらも夢を諦めきれない芸人、娘や妻との関係の変化に寂しさを抱える二輪自動車整備士、親から離れて早く自立したいと願う女子高生、仕事が順調になるにつれ家族とのバランスに悩むアクセサリー作家――。

つまずいてばかりの日常の中、それぞれが耳にしたのはタケトリ・オキナという男性のポッドキャスト『ツキない話』だった。
月に関する語りに心を寄せながら、彼ら自身も彼らの想いも満ち欠けを繰り返し、新しくてかけがえのない毎日を紡いでいく――。

最後に仕掛けられた驚きの事実と
読後に気づく見えない繋がりが胸を打つ、
心震える傑作小説。

【著者紹介】
青山美智子 : 1970年生まれ、愛知県出身。デビュー作『木曜日にはココアを』で第1回宮崎本大賞受賞。『猫のお告げは樹の下で』で第13回天竜文学賞受賞。『お探し物は図書室まで』で本屋大賞2位、同作は米『TIME』誌にて「2023年の必読書100冊」に選ばれる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • オセロ

    作者買い。これは良かったですね。 「ツキない話」という月に関する雑学を配信するポッドキャストを聞く人たちによる連鎖短編集で、自分の中では連鎖短編集といえば青山美智子さんならではのほっこりするイメージがあって。今作も例に漏れず、短編一つ一つとしても一冊を読み終わってのほっこりと心が満たされるような優しい気持ちになれます。そういう本を探している方にはオススメの一冊。

  • ベイマックス

    流石の安定の青山作品でした。語り手がかわりつつ、登場人物がリンクしているいつもの面白さ。そして、ちゃんと涙こらえる場面がちりばめられている。「読書メーターOF THE YEAR2023-2024」2位との説明が裏表紙に記載されています。

  • エドワード

    朔ケ崎怜花は看護師としての限界を感じていた。怜花がネットで購入したminaの指輪。制作者の北島睦子と、最終章で再びめぐり会う。怜花の弟・佑樹は神城龍主宰の劇団で活動中。彼は以前、本田重太郎と漫才コンビだった。バイク修理工場で二人がすれ違っているのが面白い。バイク工場の娘の結婚問題。母と娘の感情の葛藤。全ての章に登場するのがタケトリ・オキナのポッドキャストだ。月が全ての人々を明るく照らし、良い方向へ導く様がいい。タケトリ・オキナの正体も話の中にある。ゆるやかに人々がつながり、環=輪が閉じる構成、お見事です。

  • けいか

    大好きな青山先生の優しい物語。すごく良かった。「ツキない話」というポッドキャストによって人と人が繋がりを見せていく。人生の岐路に立っていたり、思い描いていた人生とは違って悩んだり、一歩が踏み出せなかったり‥。そんな人たちをそっと勇気づけてくれる物語です。一番好きなのは「お天道様」の章。娘を想う父親の気持ちに涙が出ました。タケトリ・オキナの月の話も知らないことばかりで勉強になりました。

  • RRR

    月、それは煌々と道筋を照らす天体。 その月には様々な言い伝えがあり、とロマンを感じずにはいられない。まるで母親のように、僕たちを包み込むように照らす天体。月に導かれて、縁ができる。あぁ、何と言う優しい物語なのか。

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