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チョコレート・ピース

青山美智子 (小説家)

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784838733316
ISBN 10 : 4838733313
Format
Books
Publisher
Release Date
June/2025
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description


anan人気連載12編+書き下ろし12編、待望の書籍化
5年連続本屋大賞ノミネートの最注目作家・青山美智子が贈る優しさ成分120%の物語


その一瞬に、
祝福の一粒を。

チョコバナナ、キューブチョコ、マカダミアナッツチョコ、
チョコチップクッキー、アソートチョコ‥‥
人生の小さな曲がり角にちりばめられた
彩りさまざまなチョコレートが
主人公の背中をそっと押す――

チョコバナナ×恋の予感  
キューブチョコ×推し活 
マカダミアナッツチョコ×結婚  
チョコチップクッキー×友情
シガーチョコ×大人  
ハイカカオ×失恋 
チョコレートアソート×決意 ‥‥etc.

受け取って、差し出してーー
祝福の連鎖が動きはじめる

【著者紹介】
青山美智子 : 1970年生まれ、愛知県出身。大学卒業後、シドニーの日系新聞社で記者として勤務。2年間のオーストラリア生活ののち帰国、上京。出版社で雑誌編集者を経て執筆活動に入る。デビュー作 『木曜日にはココアを』が第1回宮崎本大賞を受賞。『猫のお告げは樹の下で』が第13回天竜文学賞を受賞。『お探し物は図書室まで』『赤と青とエスキース』『月の立つ林で』『リカバリー・カバヒコ』『人魚が逃げた』が5年連続で木屋大賞にノミネートされる。また、『お探し物は図書室まで』は、米『TIME』誌が発表する「2023年の必読書100冊」に、唯一の日本人作家の作品として選ばれた。他に田中達也氏との共著『遊園地ぐるぐるめ』など、著書多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • やすらぎ

    考え事や悩みがあると、いつ食べたのだろう、気づいたときにはなくなっている不思議なスイーツ、チョコレート。いろんな形や香りがあり、なめらかなものも、ガトーショコラのような濃厚なものもある。そのピースが合わさったり合わなかったり、喜んだり後悔したりしながら、一つの作品になっている。叶わない恋、届かない恋、結ばれた恋、そのひと粒がそれぞれの想いに溶けていく。1人だけのとてもビターな1日も、とても甘い1日もある。自分と相手、双方の視点で同じ場面を描く短編小説。今は永遠のようで過去になってしまう切なさを感じながら。

  • しんごろ

    甘〜い。とにかく甘〜い。いい歳したおっさんが、年甲斐もなくキュンとしてしまったぞ。BOX1では、道標の美智子。“みち”だけにね。道標は恋の道標か。Peace9は、誰かとつきあい始めた頃を思い出すよ。BOX2は、BOX1を繋ぐ、繋ぎの青山美智子の本領発揮。BOX1を、まるで丸いチョコレートをオシャレなデザインの銀紙で包み込む感じ。伏線回収が見事。男性が読んだら、むず痒くなるかもしれないけど、年齢問わず、初恋、今の連れ合いや当時付き合ってた人とのつきあい始めの頃、鮮明に思い出すこと間違いなし。そんな物語だ。

  • starbro

    青山 美智子は、新作中心に読んでいる作家です。本書は、雑誌anan連載12編+書き下ろし12編、少しお洒落で少し甘く少しビターなリバース・ラブ・ショートショート集でした。 https://magazineworld.jp/books/paper/3331/

  • bunmei

    チョコスイーツを題材にしながら、著者らしさが滲み出た、女性目線でのホッコリ、アルアル短編集、と思いきやBox1のPiece12で、一人の女性の物語としての連作であることが判明。更に、Box2では、Box1の相手サイドからの視点で彼女への思いが綴られていく。女性の生き方や考え方を、本人と相手サイドの両面からタイアップした物語の展開とする辺り、なかなかにくい演出と言える。女性なら一度は経験するであろうシーンを切り取り、その場での揺れ動く声に出せない心情を描いていく。そして、その傍らにはチョコスイーツが…。

  • R

    構成がとても面白い小説だった。詩集と見まがうような超短編で、ジュブナイルすぎるようなチョコレートにまつわる思い出語りの短編集かと思わせて、実は短編連作だったという最後の話しに驚きとともに感動を覚えた。思い出は一つではないという当たり前のことを改めて思うような内容で、さらにそのカウンターパートとなるもう1連作が思い出をさらに膨らませてくれるのが面白かった。チョコレートだから、ビターだとか甘いだとかという話しに見せかけて、人生が詰まった作品だった。

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