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跳ぶ男 文春文庫

青山文平

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784167918118
ISBN 10 : 4167918110
Format
Books
Publisher
Release Date
January/2022
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

切り立った岩の上で独り稽古を積む、藤戸藩お抱えの道具役(能役者)の長男、屋島剛。藩主の身代わりとして江戸城に入り、貧しい藩の命運を握る「能」を使った秘策を授けられる。巨大な存在にその身ひとつで挑む15歳の剛は「想いも寄らぬことをやる」決意をした。謎と謀、美と畏れ―唯一無二、感動の武家小説。

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • Y.yamabuki

    藩のお抱え能役者の長男、剛は藩主の身代わりとして江戸に入る。能を手段に「あの御方」(将軍)に近付き、果たしてどうやって藩の内政を豊かにするのだろうか?と訝っていたら、まさかの衝撃の手段に息を飲む。最後の究極の決断。見事なストーリー(計画)を美しくやり遂げる。胸を打つラストに何とも言えない余韻が残る。終盤、剛は友の保の言葉「能はやさしい」の意味を理解する。「…生きとして生けるものへの、尽きることのない肯定。それが能を能にしている」難しい、難しいけれどほんの少し能が分かった気がした。今度じっくり観てみたい。

  • tomoka

    能の知識は皆無のなか読み始め、途中、能についてググりながら読み終わりました。青山さんの文体が好きで『この言い回しが好き、ここの表現がいい』って思うところがたくさんありました。文中何度も出てくる「要る話をするときは要らぬ話から入る」これも妙に腑に落ちる表現で好きです。

  • MIKETOM

    天才能役者。極貧の藩の浮沈を賭け、命を投げ出して将軍にある要求を突きつけようと画策、てな話。ところがこれが…個人的感想を言わせてもらえば全っ然面白くない。深淵まで掘り下げた能に関する蘊蓄、何度もしつこく出てくる同じ話、当時の能を取り巻く各大名や将軍家などの思惑や状況、そして主人公の内面世界がウダウダグダグダ…と延々書き連ねられる。ストーリーがさっぱり進まないのだ。ストーリー3ウダウダ7ぐらいな感じ。その反面、天才主人公の超絶秘技を舞台で披露するシーンなどはほぼカット。それを書かずして→

  • coldsurgeon

    能という洗練された、研ぎ澄まされた美を追求する芸術を背景に、とても奇抜なはかりごとの顛末を記した物語である。江戸末期、小国の下級武士の息子と生まれ、能を舞うことを生業とする少年が、藩主の身代わりとなり、小藩の命脈を保ち、力を蓄えさせようと画策する奇抜なストーリー。藩主の付き合い、能の舞われる仕組みなど示され、興味深く、楽しく読むことができた。所作の美しさは、能を舞うためにあったのかもしれない。能を美しく舞うために、舞台と日々の暮らしに境目があってはならz、美しく居ることが求められたことから類推できる。

  • かーな

    能についてまったく知識がないのですが、最近犬王というアニメーション映画のを観たのとつながって多少イメージできて大変面白く思いました。 最後は泣き…ですよね

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