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ISBN 10 : 4480847456
Content Description
これまで自由意志/決定論の対立として論じられてきた難問を、自由とは何かという議論からいったん離れ、「分岐問題」の枠組みのもとで考察しなおす。従来の哲学が依拠してきた対立図式を根底から揺さぶり、自由をめぐる議論に新たな境地をひらく圧倒的論考。
目次 : 第1章 分岐問題(導入/ 問題の構造 ほか)/ 第2章 自由意志(概観/ 意志と主体 ほか)/ 第3章 実現可能性(時間と様相/ スコトゥスとアリストテレス ほか)/ 第4章 無自由世界(他我問題の反転/ ストローソンとデネット ほか)/ 補論(時制的変化は定義可能か―マクタガートの洞察と失敗/ 無知の発見―猫の懐疑とウィトゲンシュタイン ほか)
【著者紹介】
青山拓央 : 1975年生まれ。現在、山口大学時間学研究所准教授。哲学の観点から、とくに時間・言語・自由・心身関係を考察。慶應義塾大学より博士(哲学)を取得。県立浦和高校、千葉大学文学部、同大学院博士課程、日本学術振興会特別研究員などを経て現職。2006年、日本科学哲学会第1回石本賞を受賞。2011年、文部科学大臣表彰科学技術賞を研究グループにて受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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