Product Details
ISBN 10 : 4000026089
Content Description
内戦が代理戦争の様相を帯びるとき、泥沼の悲劇が引き起こされる。ウクライナのドンバス紛争から二〇二二年の戦争に至る過程には、シリア内戦と同様にアメリカ、ロシアをはじめ諸外国が介入してきた。ウクライナは「第二のシリア」になってしまうのか。シリアの視点からウクライナ侵攻の論理を読み解く。
目次 : 第1章 干渉国から「侵略未遂国」へ(近代との遭遇―「東方問題」と宗派主義/ ロシアの離脱/ シリアとは?/ フランスの委任統治/ ヨーロッパから移植された混乱の火種)/ 第2章 友好国、同盟国から主権の「守護者」へ(友好国、同盟国となったロシア/ 勧善懲悪と予定調和で理解された「アラブの春」/ シリア内戦/ グレード・ダウンされる介入の根拠/ 主権に基づくロシア、イランの介入)/ 第3章 知が裏打ちする怒り、怒りを支える無知(主戦場となったウクライナ/ 集団ヒステリーに苛まれる欧米諸国/ 知がもたらす感情移入と差別/ デフォルメされる現実/ 黙殺される違法行為)/ 第4章 弱者による代理戦争(三者三様の反応/ 行き過ぎた人道主義/ 「国際義勇軍」派遣の動き/ ロシアの傭兵/ シリア政府支配地の機運に乗じるロシア)
【著者紹介】
青山弘之 : 1968年東京生まれ。東京外国語大学大学院総合国際学研究院教授。東京外国語大学外国語学部アラビア語学科卒。一橋大学大学院社会学研究科で博士号取得。1995‐97年、1999‐2001年シリアのダマスカス・フランス・アラブ研究所(IFPO、旧IFEAD)に所属。JETROアジア経済研究所研究員(1997‐2008年)を経て現職。専門は現代東アラブ地域の政治、思想、歴史(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
Customer Reviews
Book Meter Reviews
こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。
powered by
gokuri
読了日:2022/10/10
takao
読了日:2025/04/21
SUNDO
読了日:2023/03/28
(外部サイト)に移動します
Recommend Items
Feedback
Missing or incorrect information?
Product information of this page .

