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ロシアとシリア ウクライナ侵攻の論理

青山弘之

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784000026086
ISBN 10 : 4000026089
Format
Books
Publisher
Release Date
August/2022
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

内戦が代理戦争の様相を帯びるとき、泥沼の悲劇が引き起こされる。ウクライナのドンバス紛争から二〇二二年の戦争に至る過程には、シリア内戦と同様にアメリカ、ロシアをはじめ諸外国が介入してきた。ウクライナは「第二のシリア」になってしまうのか。シリアの視点からウクライナ侵攻の論理を読み解く。

目次 : 第1章 干渉国から「侵略未遂国」へ(近代との遭遇―「東方問題」と宗派主義/ ロシアの離脱/ シリアとは?/ フランスの委任統治/ ヨーロッパから移植された混乱の火種)/ 第2章 友好国、同盟国から主権の「守護者」へ(友好国、同盟国となったロシア/ 勧善懲悪と予定調和で理解された「アラブの春」/ シリア内戦/ グレード・ダウンされる介入の根拠/ 主権に基づくロシア、イランの介入)/ 第3章 知が裏打ちする怒り、怒りを支える無知(主戦場となったウクライナ/ 集団ヒステリーに苛まれる欧米諸国/ 知がもたらす感情移入と差別/ デフォルメされる現実/ 黙殺される違法行為)/ 第4章 弱者による代理戦争(三者三様の反応/ 行き過ぎた人道主義/ 「国際義勇軍」派遣の動き/ ロシアの傭兵/ シリア政府支配地の機運に乗じるロシア)

【著者紹介】
青山弘之 : 1968年東京生まれ。東京外国語大学大学院総合国際学研究院教授。東京外国語大学外国語学部アラビア語学科卒。一橋大学大学院社会学研究科で博士号取得。1995‐97年、1999‐2001年シリアのダマスカス・フランス・アラブ研究所(IFPO、旧IFEAD)に所属。JETROアジア経済研究所研究員(1997‐2008年)を経て現職。専門は現代東アラブ地域の政治、思想、歴史(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • gokuri

    この本を読むまで、シリアに関する知識な皆無だった。 ロシアのクリミア併合の重大さが、当時なぜ日本で報道されなかったのかと思いつつ、今回のウクライナ侵攻について少し考えたいと思っていたところ、本書に出会った。 地理的背景、宗教的な複雑性もあって、シリアで大国間の代理抗争が続いていたこと、今回ウクライナに多数の「傭兵等」がシリアから派遣されているこなどを知り、600万人を超える難民を生んでしまったシリアを憂う。「第2のシリア」と呼ばれかねないウクライナの今後に注視しいきたい。

  • takao

    ふむ

  • SUNDO

    多極共存型民主主義/マルクス・レーニン主義の影響/アラブ社会主義/旗下集結効果/民間企業による自発的な情報統制/知に基づく感情移入/膠着という終わり

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