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丘の上の赤い屋根

青井夏海

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784569779997
ISBN 10 : 4569779999
Format
Books
Release Date
July/2010
Japan

Content Description

父の遺産を受け継ぐ形で地方都市に移住した真希。ラジオ局で働き地域にとけ込もうとするのだが…。小さなFM局で起こった、ひと夏の小さな奇跡。さわやかな風が吹きぬけるハートフル・ストーリー。

【著者紹介】
青井夏海 : 千葉県生まれ。慶應義塾大学卒。1994年『スタジアム 虹の事件簿』を自費出版し、ミステリー界で幻の名著として評価を受ける(その後、東京創元社より文庫刊行)。さらに、2001年に刊行された『赤ちゃんをさがせ』(東京創元社)はNHKでテレビドラマ化され、好評を博す(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • ちはや@灯れ松明の火

    自分の居場所は何処にあるんだろうと、ふと不安に苛まれる。人気子役から伸び悩んだ売れない役者と、幼い頃に別れた父の遺した屋敷を相続した肉親の縁薄い娘、東京近郊大沼辺市の地域密着型FM局で働くことになった二人。その名の通り、旧住民と新住民の確執が水面下で澱む土地に漂うのは閉塞感ともどかしさ。自分は一人だと、独りでもいいと思っていた。けれど街に拡がる電波の網は人と人とを繋いでいる。好きな歌、なじみの声、住人達の思い出。居場所を探していた。目印は赤い屋根。ただいまと言える場所が、ずっと欲しかった。

  • みかん🍊

    郊外のコミュニティーFMに仕事のない元子役役者の航、離婚し長年会って居なかった父親の家を遺産相続した真希が関わる。二人の目線から旧住民と新住民問題を抱える街の政治、環境、問題をミステリーを交えながら進んで行く。老婦人の投稿の謎、弟の問題、嫌がらせ等の問題が発生するが、結局弟は?老婦人の件は?赤い屋根は何処だったのか?と完全にスッキリしないまま終わってしまいました。あの人が・・・という所も途中で分かって来ましたが残念でした。

  • アメフトファン

    読みやすくて一気に読めました。ミステリーの要素はかなり中途半端でしたが、主人公と半分血のつながった弟との家族の物語として読めば結構面白かったです。元子役が地元コミュニティラジオ番組のDJをするのですが、コミュニティラジオの裏側についても良く判りました。

  • nyanco

    航と真希、周りに無関心だった二人がレイクタウンFMに関わり、街や人と関係を深めていく。「あなサン」のさゆりさんのキャラがとても良く地域FMの裏事情が面白い。旧住民と新住民の話や、住民とFM局の関わりなど面白いのに、市の議員同士の対立のしがらみや、弟まで出てきちゃうと…。タイトルにもなっていた「赤い屋根」の話も何だか中途半端。欲張って詰め込み過ぎかなあ。各章ごとにFM曲で流されるであろう曲のタイトルや音楽テープ、といった凝った装丁が良く、表紙も可愛く、モチーフも好みなのに実に勿体ない。

  • キキハル

    亡父から相続した家に引っ越した真希。コミュニティFMラジオのボランティアとして活動を始めるのだが。短期契約DJである売れない役者航。相続した土地を寄付させようと目論む市議。タウン誌の記者誠之介。異母弟だと名乗り出た隼。春の花さんの初恋の人探しを緩く絡めながら進んでいく。読みやすい文章だが盛りだくさんすぎて、どこか中途半端な印象が残った。赤い屋根の家に拘る理由も浅く意味ないものに感じられた。また隼は本当に弟なのかということも不明なまま。読後の余韻として想像の余地を残しておこうという意図だろうか。まさか、ね。

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