「正しい人間なんざァどこにもおりません　だからこそ人は己を廃して和を立てる　そういうのが美しいんです」　『流行り廃りてエものもございますが変わらねえもんも必要でございます』最後まで楽しく読むことができました。

「全く味気のねえ時代ですなァ」『たった一人がいないだけでダメになる組織は作るべきじゃなかった』……「そういう目の上のたんこぶみてぇな人ァ必要ですよ　居るだけで秩序を生む　それが伝説になってくんです」

この第1巻では、落語の大御所に主人公が弟子入りするところからはじまります。主人公はちょっと騒がしいタイプですが、脇を固める方々のキャラもたっていて、バランスがとれています。落語の事前知識がなくてもストーリーで楽しめる漫画です。是非ご一読ください。